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さて、「今日の一言メモ」第118回です。
「君子は危うきに近寄らず」か「虎穴に入らずんば虎子を得ず」か
君子は危うきに近寄らず、とは、人格者は、自分の行動を慎むものだから、危険なところには近づかないというという意味です。
君子=教養があり徳が高い人は、自分を抑えてやり過ぎないため、言葉や行動が乱暴でなく、他人との争いも少ない。 また、危ないような事柄には手を出さない、ということですね。
片や「虎穴に入らずんば虎子を得ず」という言葉もあります。危険を避けていては、大きな成功も有り得ないということの例えです。
生きていれば、いろんな選択を迫られます。時には、リスクを回避することもあるでしょう。またある時には、思いきってリスクテークすることもあるでしょう。
その時の判断基準はなんでしょう?
負ける戦はしないが、勝機があればリスクテークする
「負ける戦はしない」とは、孫子の兵法の一節です。敵・味方の戦力を勘案して、どうやっても勝てないとなったら、その戦はしない、ということです。戦っても、討ち死に必至ですからね。
これは、私達の意思決定基準としても有効です。一か八かに賭けるとしたら、それはまさしくギャンブルになってしまいます。
一方、確率は低くても勝機を見つけることができたら、果敢にチャレンジすることもあるでしょう。
但し、このチャレンジには、一つだけ条件があります。それは「命まで取られないこと」です。
その条件を満たし、かつ、そのチャレンジをしなかったら一生悔いを残す、と確信したら後は行くしかありませんよね。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2019.5.25記)