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さて、「今日の一言メモ」第132回です。
「一葉落ちて天下の秋を知る」
「一葉 (いちよう) 落ちて天下の秋を知る」とは、わずかな前兆を見て、後に起きることを予知することの例えです。
落葉の早い青桐の葉が一枚落ちるのを見て、秋の訪れを察するように、わずかな前兆を見て、その後に起こるであろう大事をいち早く察知するという意味ですね。
中国・前漢の時代の思想書『淮南子』に、「一葉の落つるを見て、歳の将に暮れんとするを知る」とあるのに基づくそうです。
「一を聞いて十を知る」のは難しい
僅かな前兆から、その後に起きることを予知するのは、なかなか難しいですよね。
また、「一を聞いて十を知る」という言い方があります。物事の一端を聞いただけで全体を理解するという意味で、非常に賢く理解力があることの例えです。
そのようにしたいと努めてはみるものの、これもなかなか難しいことです。ともすれば、早合点・早とちりしてしまい、恥をかくこともあります。
いずれにしても、判断のベースとなる知識と経験は、相当量必要でしょう。訓練を積み重ね、それなりの蓄積を得ることで、初めて一を聞いて二か三に辿り着くのだと思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2019.6.11記)