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さて、「今日の一言メモ」第227回です。
「重箱の隅をつつく」
「重箱の隅をつつく」とは、どうでもいいような細かいことばかり取り上げて、口うるさく言うことの例えです。
重箱は料理を詰める箱形のふた付き容器で、その四隅に残ったものを楊枝でつついて食べる様子から、こう言われています。
余計な事にばかり神経を使う、あるいは、こせこせしたような態度をなじるときに使う言葉ですね。
「神は細部に宿る」ことも忘れずに
企業向けコンサルの場面で、「木を見て森を見ずにならないように」という言葉をよく使います。
細かい事象にこだわると、全体像を見失ってしまう、という戒めの言葉です。
局所的な出来栄えばかり追及しても、全体のバランスを崩しては、なんにもならないからです。
その反面、「神は細部に宿る」という言葉も使います。
細かいところで手を抜くと、全体として大雑把になることもあるからです。
鳥の目、虫の目、魚の目を持つ
これも物事を見る時によく言われる「3つの目」です。
1つ目の「鳥の目」ですが、これは大所高所から広い視野を持って物事全体を把握する、即ちマクロ (大局観) を見つめる目です。
2つ目の「虫の目」は、現場においてさまざまな問題を見つめ、具体的な解決策に取り組むミクロの視点です。
3つ目の「魚の目」は、時代の変化・潮流を感じ方向性を見極める、トレンドの目です。
鳥の目と魚の目で大きく物事を捉え、虫の目で具体的な課題を発見し、優先順位を決めて取り組んでいくことになります。
いわば、鳥と魚の目による「着眼大局」、虫の目による「着手小局」を常に意識して行動する必要があると言えるでしょう。
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さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!
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(2019.9.29記)