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さて、「今日の一言メモ」第545回です。
「着眼大局、着手小局」
「着眼大局、着手小局」とは、孔子の弟子の荀子の言葉で、「全体の状況を俯瞰的に見ながら、目の前の小さいなことを細心の注意を払って実践する」という意味です。
英語で表現すると、”Think Globally, Act Locally.” になります。
グローバルな仕事に限らず、すべての仕事において当てはまる大事な考え方です。まず全体を俯瞰して大局を掴み、そして最も優先順位が高い小局を選び具体的に着手するという取り組みが求められます。
木を見て森を見ずにならないよう視野を広くとり、そして、神は細部に宿ることを忘れずあだや細かいことをおろそかにしないよう細心の注意を払って取り組みたいものです。
鳥の目、虫の目、魚の目を持つ
これも物事を見る時によく言われる「3つの目」です。
1つ目の「鳥の目」ですが、これは大所高所から広い視野を持って物事全体を把握する、即ちマクロ (大局観) を見つめる目です。
2つ目の「虫の目」は、現場においてさまざまな問題を見つめ、具体的な解決策に取り組むミクロの視点です。
3つ目の「魚の目」は、時代の変化・潮流を感じ方向性を見極める、トレンドの目です。
鳥の目と魚の目で大きく物事を捉え、虫の目で具体的な課題を発見し、優先順位を決めて取り組んでいくことになります。
いわば、鳥と魚の目による「着眼大局」、虫の目による「着手小局」を常に意識して行動する必要があると言えます。
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.9.29記)