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さて、「今日の一言メモ」第269回です。
「三つ子の魂百まで」
「三つ子の魂百まで」とは、幼い頃の性格は、年をとっても変わらないという意味ですね。
「三つ子」とは、3歳の子供のことを指し、転じて幼い子を指すようになりました。
「魂」が「心」「根性」「知恵」、「百」が「八十」「七十」「六十」に置き換わった表現もあって、組み合わせによって多くの句があるそうです。
「七五三」
そういえば、今日11月15日は「七五三」ですね。
「七五三」は、数え年で男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳のとき、成長を祝い神社に参詣する年中行事です。
その昔は、今のように医療技術も進歩していなかったため、生まれた子どもが順調に育つことは難しい時代でした。そうした時代に、子どもが無事に育った喜びは、ひとしおだったことでしょう。
11月15日に行うようになったのは、江戸時代に徳川綱吉の子、徳松の祝いがこの日に行われたことからという説と、15日になっている理由は 7+5+3=15だからという説とあるようです。
男女共に、3歳には人として形作られる
七五三が、男の子も女の子も数え年で3歳になるとお祝いされるように、赤ちゃんから無事育って3歳になる頃には、人としての原型が形作られるのでしょう。
また、子どもは3歳までに一生分の親孝行をする、とも言われています。それまで可愛い盛りなので、親はそれで十分孝行してもらったと納得せよ、とも聞こえます。
また、その後の学校生活、社会生活を過ごす中で、どう育っていくかも、3歳までにほぼ決まってしまうのかもしれません。
そう考えると、親から受け継いだ遺伝子と共に、3歳までどのように慈しみ育てられたか、が大きく一生を決めることになるのかもしれません。
自分のルーツを「三つ子の魂」に見出し、親から授かった命を最大限生かす
誰でも「持って生まれた星」があるといいます。スピリチュアルな意味でも使われますが、ここでは親に生んでもらい、3歳まで大切に育ててもらって得た人生の源泉という意味で書きます。
その星は、最初は小さな光しか発していないかもしれませんが、成長するにつれてその輝きは増してくるはずです。でも、何か不幸な出来事に見舞われ、輝きを発することができないかもしれません。
ただ、どんな境遇にあっても自分のルーツは「三つ子の魂」にあるはずです。その魂に思いを寄せて、親から授かったこの命を最後まで大切にして、少しでも輝かせるように努めたいと思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2019.11.15記)