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さて、「今日の一言メモ」第586回です。
「雀百まで踊り忘れず」
「雀百まで踊り忘れず」とは、幼い時に身につけた習慣や若い時に覚えた道楽は、いくつになっても直らないという例えです。
雀は死ぬまで踊るようにはねる習性を持ち続けることからこう言われるようになりました。「踊り」とは、日本の伝統芸能では、舞踊のうちリズムに合わせた跳躍運動を指すそうです。
「雀百まで踊り忘れず」では、「踊り」とは雀のとびはねる動作を指しています。この言葉は『上方(京都)いろはかるた』の一つです。
「七五三」
今日11月15日は「七五三」ですね。「七五三」は、数え年で男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳のとき、成長を祝い神社に参詣する年中行事です。
その昔は、今のように医療技術も進歩していなかったため、生まれた子どもが順調に育つことは難しい時代でした。そうした時代に、子どもが無事に育った喜びは、ひとしおだったことでしょう。
11月15日に行うようになったのは、江戸時代に徳川綱吉の子、徳松の祝いがこの日に行われたことからという説と、15日になっている理由は 7+5+3=15だからという説とあるようです。
持って生まれた星
雀が死ぬまで踊るようにはねる習性を持っているとすれば、人間は3歳になるころまでに形作られたものが、終生変わらぬ原型となるでしょう。「三つ子の魂百まで」というように。
そう考えると、親から受け継いだ遺伝子と共に、3歳までどのように慈しみ育てられたか、が大きく一生を決めることになるのかもしれません。
誰でも「持って生まれた星」があるといいます。スピリチュアルな意味でも使われますが、ここでは親に生んでもらい、3歳まで大切に育ててもらって得た人生の源泉という意味で書きます。
その星は、最初は小さな光しか発していないかもしれませんが、成長するにつれてその輝きは増してくるはずです。でも、何か不幸な出来事に見舞われ、輝きを失うこともあるかもしれません。
ただ、どんな境遇にあっても自分のルーツは「三つ子の魂」にあるはずです。その魂に思いを寄せて、親から授かったこの命を最後まで大切にして、少しでも輝かせるように努めていきたいと思うのです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.11.15記)