Challenge Next Stage 〜目指せ!出版への道〜

【今日の一言メモ】・・・競争社会からできるだけ離れるために、レッドオーシャンからブルーオーシャンへシフトする

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(画像出典元はこちら

さて、「今日の一言メモ」第650回です。

「己の欲せざる所は人に施す勿れ」

「己の欲せざる所は人に施す勿れ」とは、自分がして欲しくないと思うことは、他人にとっても同じなのだから、他人にすべきではないという意味です。

孔子と弟子たちとの問答を集録した書『論語』にある次の一文が基になっています。

孔子が弟子の子貢に「一生守ることができる徳目はないでしょうか」と聞かれたときに、「其れ恕か。己の欲せざる所は人に施す勿れ(それは、思いやりというものだ。自分がして欲しくないことを、人にするべきではない)」と答えた。

また、孔子が弟子の仲弓から「仁とは何でしょうか」と聞かれたときに答えた言葉ともされています。

人は人、自分は自分と割り切る

自分がして欲しくないことを、人にしないように心掛けることは、小学校で教わったことでしょうか。その頃から、人と自分が違うことを意識しだすのかもしれません。

自分がされてもなんとも思わないことでも、人によってはとても気にすることがあります。自分が少々太っていても「健康優良児だね!」と褒めてもらっていれば自慢になりますが、「デブ!デブ!」とからかわれている人に「健康優良児だね!」と言ったら嫌味にしか受け取ってもらえないかもしれません。

そうした経験を積み重ねて、人は人、自分は自分という考えが確立していくのかもしれません。

レッドオーシャンからブルーオーシャンへシフトする

小学校から中学、そして高校大学と進学し、会社などの組織で働くようになるまで、否応なく競争社会に放り込まれます。

運動会ではかけっこやリレーで競争し、学芸会では誰が主役を演じるか競争し、いい学校に入るために受験競争を経験し、入社試験をくぐり抜けたと思ったら出世競争が待っている……。

仕事では対外的な競合相手に勝たなければなりません。競合は多かれ少なかれどんな業界であってもありますから。

でも、競合の度合いは市場によってさまざまです。競合先がひしめいている、すなわちレッドオーシャンで戦うことは消耗戦になりがちで、価格競争力に勝り体力のある大手が有利です。

でも、大手が入り込むにはスケールメリットがあまりないニッチな市場も存在します。そうした市場で特色あるアプローチをすれば、ブルーオーシャンになり得ます。

僕の場合は、ITコンサルタントとして中小企業をお客様としています。そして、できるだけ都会を離れた地方の会社のお手伝いをしようと心掛けています。なぜなら、日本の企業の9割以上は中小企業で、東京などの大都会では競合のコンサルタントがひしめいているからです。

そして、今ではインターネットのおかげで地方の会社と結んでZoomミーティングができますし、グループウェアなどのWebサービスも充実してきて、距離の差を超えて仕事をすることが可能です。

こうした飛び道具を活用して、今ではどこの会社でも使っているITを切り口にして、経営の合理化、効率化をお手伝いするきめ細かいアプローチをとっていきます。ある会社では、さらに踏み込んで中期経営計画の策定方法を指南し、計画の実行段階ではPDCAサイクルをフォローし、さらに毎年経営計画を見直すお手伝いを数年前からしています。そうしたスタイルで、今は自らのミッションを「顧客アップデート業」と名付けています。

こうしたアプローチで、今のところブルーオーシャンにシフトすることに成功し、体力をすり減らすような競合とは無縁のワークスタイルを確立できています。そして、お客様に感謝されることに無上の喜びを感じ、「人さまに貢献するために精進し続けること」と定めた生き方ができています。

 

・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!

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(2021.1.24記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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人生のセカンドステージを、ポジティブ&アクティブに過ごすことを目指して、アラカン(アカウンド還暦)世代の筆者が思いを綴るブログ。
Consulting Office SMART代表/富田邦明が人となりをお伝えするために運営しています。

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