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閑話休題。
「天使の囁きの日」
今日2月17日は、「天使の囁きの日」だそうです。1978年(昭和53年)のこの日、北海道・幌加内町(ほろかないちょう)の母子里の郷で、国内最低気温(非公式)のマイナス41.2℃を記録しました。
このことから、同町の「天使の囁きを聴く会」が1994年(平成6年)に制定した記念日だそうです。天使の囁きとは、空気中の水蒸気が凍ってできる細氷(ダイヤモンドダスト)のことです。
細氷(ダイヤモンドダスト)は、よく晴れた朝など気温が氷点下10℃以下の状態のときに発生するそうです。日光で輝いて見えることから、ダイヤモンドダストと呼ばれているのですね。
晴れていても、角度によっては見えない
ダイヤモンドダストは、よく晴れて日光が差していないと輝いて見えません。といっても、見る角度が悪いと、その姿を見ることができないかもしれません。
同じ光景を見ていても、見る角度によって、どう見えるかは異なるからです。でも、人間は自分が見ているものを周りの人も見ていると信じがちです。
自分の見え方が、唯一無二の絶対だと思わない
同じ事象を見ていても、視点は異なれば違う形になります。複数の視点によって描かれた絵は異なるものですが、対象が異なっているわけではありません。
かといって、絵が似ているからといって、対象が同じとも限りません。照明を変えれば部屋の雰囲気が変わるように、視点を変えれば世界が変わるのです。
同じ事象が複数の視点によって異なる形で認識されうるという事実を知っていれば、人は自分の視点に謙虚になり、他人の視点に寛容になれるはずです。
自分と異なる視点だからといって、真実を見ていないわけではなく、自分と同じ表現を使わないからといって、真実を語っていないわけではありません。
そういった意味では、自分の視点の限界を自覚する必要があるでしょう。そして、自分の視点に謙虚になると、他のさまざまな視点を合わせることができ、その統合によって物事の本質を掴むことに近づけるかもしれません。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2022.2.17記)