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【7月17日の思い】・・・「もはや戦後ではない」と書かれた経済白書が発表されたのが66年前の今日・・・これから半世紀に何を残せるのか思いを巡らす

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(画像出典元はこちら

閑話休題。

今日は、ほぼ1週間ぶりに青空が覗き、太陽が降り注ぐ日曜日です。

そんな7月17日は、京都祇園祭で山鉾巡行(やまほこじゅんこう)が行われ、今から11年前(2011年)に開催されたFIFA女子W杯で、日本代表(なでしこジャパン)が初優勝した日です。さらに遡ると、66年前(1956年)に「もはや戦後ではない」と記された『経済白書 』が発表され日でもあります。

山鉾巡行(やまほこじゅんこう)

京都の祇園祭の各種行事の中でも、重要無形民俗文化財に指定されている山鉾巡行(やまほこじゅんこう)が3年ぶりに今日行われます。(京都は、僕が新婚時代を過ごした懐かしの地なのです…)

今日の山鉾巡行を「前祭」(さきまつり)、24日の山鉾巡行を「後祭」(あとまつり)と呼びます。山鉾が街を巡行するのは、八坂神社の神輿を街に迎えるため、邪気を払うことが目的です。祇園祭の神輿渡御は17日と24日の夜なので山鉾巡行も2度行う、というわけです。

ちなみに、前祭(さきまつり)に登場する山鉾は23基、後祭(あとまつり)に登場する山鉾は10基です。

なでしこジャパンW杯初優勝

今から11年前(2011年)の今日、FIFA女子ワールドカップ決勝戦で、日本代表(なでしこジャパン)がアメリカ代表をPK戦で破り、初優勝を飾りました。

東日本大震災で、重苦しい雰囲気に包まれていた日本に、歓喜の渦を巻き起こしてくれました。今考えても、世界一は凄い!

サッカー世界一というこのうえない栄光を称え、その年の8月には「国民栄誉賞」が授与されました。

「もはや戦後ではなくなった日」

そして、今から66年前(1956年)の今日、「もはや戦後ではない」の文言が記された『経済白書 <副題 : 日本経済の成長と近代化>』が発表され、経済面での戦後は終わったと宣言されました。

この「もはや戦後ではない」という言葉は、この年の流行語にもなりました。ちなみに、この「もはや」という言葉は、日本が第2次世界大戦敗戦後の復興期から脱して、高度成長という明るい未来を目の前にした状況を表現したものと受け止められています。

今後、半世紀に残せるものは何か

僕は、この経済白書が発表された1956年(昭和31年)の3月に生まれました。ですので、物心ついた頃に自分が生まれた年が戦後の分岐点だったことを知り、強く記憶に残っています。

昭和30年代は、東京タワーが建設され、上皇上皇后両陛下のご成婚があり、名神高速道路が開通し、世界一のスピードを達成した東海道新幹線も開通、そして世界の代表として東京オリンピックの開催国となった時期です。

まさしく戦後が終わり、新たな近代国家日本が建設され、高度成長期に突入する時期だったわけです。

それから66年が経ち、高速道路も劣化が目立ち補修工事が行われています。ほかにも様々な綻びが見えて、高度成長期を経て世界の先進国となった日本も、すでに後進国になりかけています。

凄まじいスピードで技術革新が進んだITですが、政治行政を筆頭にそのデジタル化の遅れは目を覆わんばかりです。

世界経済フォーラム(WEF)が発表した、世界の男女格差の状況をまとめた2022年版の「ジェンダーギャップ報告書」によると、世界146カ国を対象にした調査で日本は116位でした。前回に続いて主要先進国で最下位、長年の課題である政治と経済分野が低迷の原因になっています。(こちらの記事参照)

少子高齢化が進み、そう遠くない将来に国家の存続さえ危ぶまれている日本、悲観することなく今後半世紀に残せるものは何か、常に自問自答して歩んでいくのが、今の時代に生きる者の務めでしょう。

・・・・・・・
さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!

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(2022.7.17記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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