(画像出典元はこちら)
閑話休題。
今年のノーベル賞発表が終わりました。残念ながら日本人の受賞はなりませんでした。各賞の受賞者リストを見ていて、ふと2016年のノーベル文学賞の受賞者がアメリカのミュージシャン、ボブ・ディラン氏だったことを思い出しました。
ボブ・ディランの思い出
ノーベル文学賞がミュージシャンに贈られたのは史上初のことでした。選考委員会のスウェーデン・アカデミーは、受賞理由を「大いなるアメリカの歌の伝統の中で、新たな詩的表現を生み出してきたことに対して」と発表しました。
僕達シニア世代にとって、ボブ・ディランは青春時代から慣れ親しんだミュージシャンです。1941年5月24日生まれの81歳、1962年 (僕は6歳!) のレコードデビュー以来、半世紀以上にわたり多大なる影響を人々に与えてきました。
Wikipediaによれば、グラミー賞やアカデミー賞をはじめ数々の賞を受賞し、ロックの殿堂入りも果たしています。また、長年の活動により、2012年に大統領自由勲章を受章しているほか、2008年には「卓越した詩の力による作詞がポピュラー・ミュージックとアメリカ文化に大きな影響を与えた」としてピューリッツァー賞特別賞も受賞しています。
81歳になった今でも、「ネヴァー・エンディング・ツアー」と呼ばれる、年間100公演ほどのライブ活動を中心にして活躍しています。半世紀を超える足跡を振り返れば、ノーベル文学賞の受賞も肯けるというものです。
ボブ・ディランの名言
彼は、数々の名言を残しています。その中から、心に響いたいくつかをピックアップしてみます。
最低の犯罪者とは、間違ったものを目にし、それが間違っていることに気づいたにもかかわらず、そこから目を背けてしまう人たちだ。
あのころ自分はずいぶん年をとっていた。今はもっと若い。
ぼくは、皆と同じでありたいとも、好かれたいとも思わない。
何もかも失ったって、まだ未来だけは残っている。
人生に後退は無い。あなたの人生で起こること全てが、あなたをゴールへと進ませている
「人生の成功者」とは?
彼の名言の中で、僕の人生の目標を決定づけたのが、次の言葉です。
朝起きて夜寝るまでの間に、
自分が本当にしたいことをしていれば、
その人は成功者だ。
A man is a success if he gets up in the morning
and gets to bed at night,
and in between he does what he wants to do.
お金でも、地位でも、名誉でもない。自分が好きなこと、やりたくて堪らないことをやり遂げるのが「人生の成功者」への道なのだ、と一気に腑に落ちたのです。
僕の人生に大いに影響を与えたのがボブ・ディランでした。なので、久しぶりに、彼の「風に吹かれて」を聴いてみます。
・・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
・・・・・・・・・・・・
(2022.10.14記)