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「Less is More」
ここ数年「Less is More」という言葉を頻繁に目にする機会が増えました。この言葉は、ドイツの建築家、ミース・ファン・デル・ローエが残したものです。彼は、ル・コルビュジエやフランク・ロイド・ライトと並ぶ、近代建築の三大巨匠の一人です。
もちろん「Less is more」は建築について語られた言葉ですが、「より少ないことは、より豊かなことだ」というキーワードは、そのまま現在の世の中が求めているものではないでしょうか。
「世界幸福度ランキング」で低位に甘んじる日本
世界の国々の「幸福度ランキング」が発表されていますが、そのランキングで上位を独占しているのは北欧の国々で、日本は常に低位に甘んじています。2023年はちょっぴり上昇していますが、G7の中ではずっと最下位です……。(こちらの記事参照)
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日本が低位なのは、戦後の高度成長期に「アメリカに追いつけ、追い越せ」と追い求めてきた物質至上主義が幸福感に繋がらなくなったから、と言われています
物質至上主義とは、言い換えるならば、車や家をはじめモノや場所など、さまざまな制約に縛られて生きることでもあります。
そうした制約から解放され、自由に生きることを指す「Less is more」の精神は、人生を楽しむために、とても重要なことでしょう。
そういえば、本多直之氏の著作に「LESS IS MORE 自由に生きるために、幸せについて考えてみた。」があり、以前読んだことがあります。とても示唆に富んだ内容でした。
身軽に生きて、一生を終えたい
人間死ぬ時は一人であり、死んだ後の世界に現世のものを持っていくことはできません。遺族に幾ばくかの遺産を残す以外は、故人と関わった人たちに良い思い出を持っていて貰うことが大事でしょう。
そういった意味では、物質的な身の回りの品は極力少なくして、精神的な豊かさを育み、一生を終えたいものです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2023.5.11記)