さて、今から4年前、2010年の今日、第19回FIFAワールドカップ南アフリカ大会で日本が、デンマークを3-1で破り、8年振りの決勝トーナメントに進出しました。(現地時間 : 日本時間は25日)
明日の、ブラジル大会グループリーグ最終戦では、悔いのない戦いをして欲しいものです。
さて、今回は「今日は何の日?」シリーズの変則タイプとしてアップします。
というのは、あの東京都議会のヤジ問題について、どうしても書き留めておきたかったからです。
情けないとしか言いようのない
ことの成り行きは、もう既によくご存知のことと思いますが、昨日ヤジを飛ばした本人が名乗り出て、意味不明瞭な謝罪をしました。
このブログでは、政治問題についてあれこれ言及するのは避けていますが、今回の出来事は政治問題以前のことです。
人として言ってはいけないこと、やってはいけないことがあります。今回のヤジ問題は、政治家ならぬ政治屋になってしまい、そうした常識が欠落した51歳の男とその不愉快な仲間達がしでかしたことなのでしょう。
同じ50代の男性として、憤りを通り越して、もう情けないとしかいいようがありません。
人として言ってはいけないことを言ってしまったのですから、まず人として更正することが必要です。
人の中でも選挙という民主的な方法で選ばれた議員という立場は、当然きちんとした人が務めなければいけません。
それを、議員を続けていくことが責任の取り方だとうそぶいているのは、更に情けないの二乗です。
議員さんの世界では「たかがヤジ」程度の認識なのでしょうか。
氷山の一角、トカゲの尻尾切りで終わるのか
今回、これだけ時間が経って名乗り出た背景には、国内世論は勿論ですが、海外での批判報道が大きく影響したのではないでしょうか。
このまま放置すれば、自民党会派のイメージに悪影響を及ぼすのは必至、ということでスケープゴートとして鈴木議員が名乗り出たのではないか、と勝手に推測してしまいます。
トカゲの尻尾切りをして、暫く様子を見る。それでも収まらなければ第二のスケープゴートを用意する。
そして、結局うやむやのうちに収束を図る。そんな図式が見えてしまいます。
「恥を知る」文化を大切にしたい
議員の多くは50代以降の年代だと思います。この年代は、小さい頃から「恥を知れ!」という教育を受けていたはずです。
最近、この言葉を聞かなくなったように思います。気のせいでしょうか…
「人として恥を知り、言動に気をつけること」
これは、日本が誇る文化であろうと思います。時として、近隣諸国の出来事に対して「民度が低い」と言われることがありますが、これはやはり国民性を決める文化の深度によるものだろうと思います。
今回の都議会の問題に限らず、国会中継の場面でも時として答弁者の声がヤジでかき消されることがあります。
ヤジも一つの文化、という分かったような分からないような言い分もありますが、それなら後で「あのヤジは自分が言ったもの。どうだ、的を射ていただろう。」と胸を張り、正々堂々と名乗り出ることができる位のヤジであって欲しいものです。
それを、烏合の衆と化してヤジを浴びせて、コソコソと逃げ隠れするような姿勢には、「恥を知れ!」と一喝したくなります。
これでは他国の民度が低い、などそれこそ恥ずかしくて言えなくなります。
というわけで、今日6月24日を「恥を知る日」とすることを勝手に決めた朝なのでした。
・・・・・・・
さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!
・・・・・・・・・・・・
(2014.6.24記)