Challenge Next Stage 〜目指せ!出版への道〜

断言しよう、人生は変えられるのだ。by ジョン・キム – 読後感

0

0

0

0

0

アイキャッチ画像

さて、昨日のアップでは「社会人版キムゼミ」1期生として、キム先生の最新刊「断言しよう、人生は変えられるのだ。」をご紹介しました。

今日は、その読後感を書いてみたいと思います。

「8つの視点」

ここで、本書に書かれた「8つの視点」をおさらいしておきます。

キム先生は、本書の「はじめに」の中で、こう書かれています。

もし、あなたに今、見えている世界が、あなたの理想とする世界でなければ、それはきっとあなた自身に問題がある。正確に言えばきっとあなた自身の視点に問題がある。

その視点をあなたが変換させることができれば、あなたの見える世界は確実に変わっていく。世界を変える鍵は、実は「外」にあるのではなく、あなたの「中」にあるのだ。その内部こそが、視点である。

そして、以下の「8つの視点」が、本書の第1章〜第8章で示されているのです。

  1. 感情力
  2. 解釈力
  3. 感受力
  4. 対話力
  5. 人脈力
  6. 時間力
  7. 読書力
  8. 選択力

目指す人生の最終ゴールは、「絶対不可侵の自己」を確立することです。

感情力・解釈力・感受力・対話力

第1章 感情力

この章では、世の中の理不尽さに立ち向かうために、どのように自身の感情をコントロールするか、について書かれています。

ここでは、以下のフレーズを引用します。

他人との比較で、自分を測ってはいけない。これからの人生で問われるのは、自分自身で問題をつくる力だ。

結局、自分の命や人生は、すべて借り物だと考えるのだ。借りたものを満喫しながら、最終的には返却しなければならない。

失った悲しみは、所有意識から生まれる。だからこそ、借り物だと考えるのだ。自分の命も人生も。そんな開き直りを持った瞬間、心が変わる。

第2章 解釈力

この章では、いろいろな出来事や体験を、知性を持ってどのように解釈するかで、その後に活かせる知恵となるか、について書かれています。

ここでは、以下のフレーズを引用します。

その知識を理解し、知識をある目的に向けて組み立て、さらに新たな知識を生み出すのが、知性だと私は考えている。目指してほしいのは、この知性を身に付けることである。そして知性に体験が加わると、その知性は知恵へと昇華されていく。

料理に例えると、知識は食材、それを料理に組み立てるレシピが知性といえる。ただ、食材とレシピだけでは料理ができないように、知識と知性を身に付けたからといって、自動的に知恵になるわけではない。

この2つを実践に応用し、実践がもたらす結果への省察によってはじめて知恵を手にすることができる。知恵は体得された知性なのだ。

第3章 感受力

この章では、他者の感情に対する感受性について、その持ち方いかんで人間関係に大きな違いがでることについて書かれています。

ここでは、以下のフレーズを引用します。

理不尽なことを学びに変えていく。問題の捉え方を変えれば、理不尽なことですら、学びになることに気づける。

例えば、上司が権威を振り回したい人であれば、振り回されたふりをして権威に乗ってあげればいい。そうすることで自分は大きくなっていく。

自分の中で力を溜めることで、そうした人たちは小さくなる。相手に与えずに、自分に力を溜めることで、自分の力は大きくなっていく。

相手のペースに乗ってあげるくらいの気持ちであれば、状況は変わる。そうした人の存在は、どんどん小さくなっていく。かわいそうな人だとわかる。

第4章 対話力

この章では、いかに相手から話を聞き出すか、相手の語りたいことにどれだけ関心を持って聞けるか、その重要性について書かれています。

ここでは、以下のフレーズを引用します。

できるだけ自分からしゃべらない。対話というと、まず思い浮かべるのは、「どう話すか」ということだと考える人がいる。しかし、重要なことは話すことではない。聞くことだ。

会話においては、相手が輝くための舞台を自分自身が演出するという心構えを持っておくことが大切だ。

相手が特別であって、その特別な相手を最高に演出するために自分に何ができるか、という意識を持つ。いわば、相手のスポットライトになるのだ

ここまでの4つの視点について

「絶対不可侵の自己」を確立することは、なかなか難しいことです。

「社会人版キムゼミ」に参加して1年余りが過ぎ、なかなかできない自分がいます。

ここまで、感情力・解釈力・感受力・対話力という4つの章を読んできました。

正直言って、長年にわたり哲学書に親しみ、多くの経験と深い省察を重ねてきたキム先生だからこそ、内面から湧き出る思いをここまで拡張・深化・浄化できたのではないか、我々凡人にはなかなかできないことだと、ついつい思ってしまいます。

次の言葉は、昨日Facebookで友人がシェアしてくれた、アラビアのことわざだそうです。

アラビアのことわざ

凡人だからできない、などと言っていないで、この言葉を噛み締め、どうしたら自分の内面にある視点を更に良いものにしていけるか、日々取り組んでいきたいと思い直しています。

さて、長くなりましたので、残り4つの視点「人脈力・時間力・読書力・選択力」については、次回ご紹介します。

ではまた!

 

・・・・・・・・・・・・
(2014.9.5記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

コメント

人生のセカンドステージを、ポジティブ&アクティブに過ごすことを目指して、アラカン(アカウンド還暦)世代の筆者が思いを綴るブログ。
Consulting Office SMART代表/富田邦明が人となりをお伝えするために運営しています。

詳しいプロフィールはこちら