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断言しよう、人生は変えられるのだ。by ジョン・キム – 読後感その2

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さて、一昨日昨日とジョン・キム先生の最新刊「断言しよう、人生は変えられるのだ。」のご紹介と読後感を書いてきました。

今日は、その続きです。

「8つの視点」

今日も、本書に書かれた「8つの視点」のおさらいをしておきましょう。

キム先生は、本書の「はじめに」の中で、こう書かれています。

もし、あなたに今、見えている世界が、あなたの理想とする世界でなければ、それはきっとあなた自身に問題がある。正確に言えばきっとあなた自身の視点に問題がある。

その視点をあなたが変換させることができれば、あなたの見える世界は確実に変わっていく。世界を変える鍵は、実は「外」にあるのではなく、あなたの「中」にあるのだ。その内部こそが、視点である。

そして、以下の「8つの視点」が、本書の第1章〜第8章で示されているのです。

  1. 感情力
  2. 解釈力
  3. 感受力
  4. 対話力
  5. 人脈力
  6. 時間力
  7. 読書力
  8. 選択力

目指す人生の最終ゴールは、「絶対不可侵の自己」を確立することです。

昨日は、第1章〜第4章の「感情力・解釈力・感受力・対話力」をご紹介しました。

今日は、第5章〜第8章です。

人脈力・時間力・読書力・選択力

第5章 人脈力

この章では、対人関係を円滑にするための心構えについて書かれています。

ここでは、以下のフレーズを引用します。

期待された以上のものを相手に与える。与えることに徹すると、周囲に自分と同様の「与えている人たち」が集まってくる。

与えたものに見返りを要求してはいけない。誰かに何かを与えたその瞬間、取り引きは完結していると考えなければならない。

目指すは、ポジティブ・オーラの起点となり、ネガティブ・オーラの終点になる自分をつくり上げることだ。

他者が自分に何をしてくれるのか、ではなく、自分自身が他者に対して、どういう力が与えられるのか、というスタンスに立つのである。

第6章 時間力

この章では、時間をどうマネジメントするのか、について書かれています。

ここでは、以下のフレーズを引用します。

時間をどうマネジメントするのか、それはすなわち、命をどうマネジメントするのか、ということである。

理想の時間の使い方を徹底的に意識する。自分の時間の中で、幸せを感じる時間は何なのかということをリストアップし、できればランキングを付ける。

仕事ができる人は、本当に重要なことに自分の八割、九割の集中力と時間を使っている。そして、仕事をスタートさせる前に、その見極めをしている。

とにかく頑張ればいい、ではなく、どこを頑張るのか、を最初に考える。

第7章 読書力

この章では、本をどう読むかも大事だが、どんな本を読むかがとても重要であることについて書かれています。

ここでは、以下のフレーズを引用します。

頂上を1センチ更新するつもりで本を読む。ニュートンは人間の知について、「巨人の肩の上の小人」というアナロジーをよく使っていた。

先人たちが生み出した知的遺産という土台の上に乗って、人々は遠くを見ることができる。たった1つの石でもその土台に乗せることにより、頂上は1センチでも更新されるのである。

本を読むことは、自分への投資なのだ。読書が投資であるなら、当然、読むべき本は厳しく選ばれなければならない。

キーワードになるのが、古典である。岩波文庫に優れた古典がたくさん残されている。

選びに選んで買った本の中から、最後まで読むに値した本は、人生の宝物である。

第8章 選択力

この章では、多くの選択肢の中から、自分自身の判断で選び抜いていく、すなわち他のものを捨てる決意をする重要性について書かれています。

ここでは、以下のフレーズを引用します。

私は、すべての選択において次の三つの判断基準が満たされているかどうか、を自分に問うことにしている。

一つは、選択が自分のものなのか、という選択における主体性があるかどうかだ。

そしてもう一つは、自分が下した決断、選択がもたらす最終的な結果に対して、自分自身が全責任をとる決意があるかということ。

さらにもう一つが、その選択は、他者の幸せにつながるのか、社会の幸せにつながるのか、ということである。

三つの判断基準を別の言葉に言い換えれば、主体性、責任感、使命感ということになる。

すべてを読み終えて

第8章「選択力」には、次の文がありました。

100人いて、99人が左に行っても、自分は右が正しいと思ったら、自分を信用して右に行く。その決断ができるくらいでなければ、イノベーターにはなれない。

スティーブ・ジョブズの言う「Stay foolish」とはそういうことだと私は考える。

自分にとって正しいことをしなさい、ということなのである。世の中から愚かと言われても、自分にとっては正しい道を進む。そういう生き方をしなさい、と。

勇気を試される一文です。農耕民族の祖先を持ち、団体行動で規律を守ることを教育されてきた我々の世代では、抵抗が大きいことだと思います。

でも、スティーブ・ジョブズは、「Stay foolish」と述べた、あの有名なスタンフォード大学の卒業式スピーチでこうも言っています。

毎朝鏡に向かって「もし今日が人生最後の日ならば、今日するつもりでいることを本当に行うだろうか?」と自問してきました。

そして「ノー」という答えが何日も続くようならば、何かを変えるべき時が来ているのです。

絶対不可侵の自己」を確立することは、一朝一夕にはできませんが、自分に投資し自分を磨き、そして一つでも付加価値を付けて他者に社会に役立てるよう貢献していく。その中で、きっと人生を変えていくチャンスと巡り会えるはずです。

まずは、実際に人生を大きく変えている人たちをロールモデルにして、日々試行錯誤していきたいと思います。

大いに悩むのは、それだけ可能性があるから、そしてそれだけ伸び代があるのだから、と信じて。

というわけで、キム先生の最新刊のご紹介と読後感を終わります。
ではまた!


 
 
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(2014.9.6記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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