さて、元旦から「新たなコンフォートゾーン (快適な領域) を作り、そこに飛び込む」チャレンジをするにあたって、考えてきたことを連日ご紹介してきました。
昨日は、人生の終わりを思い描くことから始めて、そこから現在に向けて線を引き、まずはステップを進める一里塚 (マイルストーン) として、新たなコンフォートゾーンを作ることについて書きました。
そうした過程で、あのスピーチが頭の中で蘇ってきたのです。
スティーブ・ジョブズの伝説のスピーチ
もう説明の必要がないくらい有名なスピーチですが、スティーブ・ジョブズが癌に冒されたあと、2005年6月12日に米国スタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチです。
どなたも一度はお聞きになったことがあるのではないでしょうか。
僕は、毎年リマインダーをセットして、自分の誕生日に聞き直しています。
この中で「ハングリーであれ、愚か者であれ (Stay hungry, Stay foolish) 」や「点と点を繋げる (Connecting The Dots) 」といった言葉と共に印象に残る言葉をジョブズは遺しています。
もし今日が人生最後の日ならば…
それは次のような言葉です。
毎朝鏡に向かって「もし今日が人生最後の日ならば、今日するつもりでいることを本当に行うだろうか?」と自問してきました。そして「ノー」という答えが何日も続くようならば、何かを変えるべき時が来ているのです。
皆さんは、自分の人生の最後を思い浮かべるとしたら、どのくらい先を想定しますか?
多分、相当先の未来であり、今日明日のことではないでしょう。
人生80年時代になって久しいですが、漠然と自分の人生の最後を80歳以降に想定することは、とても危ういことのように思います。
命に対する緊張感を忘れないこと
命の長さは神のみぞ知るですが、今日明日に命が絶たれるかもしれないという緊張感、言い換えれば死生観は持っていないといけないでしょう。
それを痛感させられたのが、まもなく5年を迎えようとしている3.11、あの東日本大震災が襲った時です。
昨日まで存在した当たり前の日常が一瞬にして失われ、大切な家、思い出、家族、親戚、友人知人を一瞬のうちに奪われてしまったあの悪夢の日、なすすべもなく呆然と立ちすくんでいたことが昨日のことのように思い出されます。
「何気ない日常が宝物」であることを肝に銘じながらも、明日命を絶たれても後悔しないように今日を生きる。
昨日までの行動の延長線ではなく、悔いを残さないように考え行動する。
それが、これから作っていく一里塚 (マイルストーン ) に繋がっていくと思うのです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2016.1.8記)