Challenge Next Stage 〜目指せ!出版への道〜

今日も慰霊の祈りを捧げる日・・・あの日航ジャンボ機墜落事故から31年…

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アイキャッチ画像(画像出典元はこちら)

8月は慰霊の祈りを捧げる日が続きます。6日の「広島平和記念日」、9日は「長崎原爆の日」でした。

そして、今日12日は「航空安全の日」です。

御巣鷹の尾根に墜落した日航ジャンボ機

今から31年前の1985年 (昭和60年 ) 8月12日、月曜日の18時56分に、東京 (羽田) 発大阪 (伊丹) 行JAL123便ボーイング747 (ジャンボジェット) が、群馬県の高天原山の尾根 (通称「御巣鷹の尾根」) に墜落しました。

乗客乗員のうち、奇跡的に命が助かった4名を除く520名が亡くなるという、航空機史上最悪の事故が起きてしまったのです。

墜落の原因ですが、垂直尾翼が垂直安定板の下半分のみを残して吹き飛ばされ、その際に油圧系統全てに損傷が及んだ結果、油圧を使用した昇降舵や補助翼の操舵が全くできなくなったことによります。

事故発生後の調査により、事故から約1ヵ月後の9月6日、事故機の製造者であるボーイング社が声明を発表し、以前起きたしりもち事故の際に、自らが行った圧力隔壁の修理にミスがあったことを認めました。

亡くなられた方々やご遺族の無念を思い、ただただ祈りを捧げる

社会派作家・山崎豊子氏による「沈まぬ太陽」はお読みになりましたか?

日航機墜落事故をモデルとして、航空会社に勤務する社員と彼を取り巻く人々の描写を通して、人の生命にかかわる航空会社の社会倫理を表現した作品です。

あの事故により、人生が大きく変わらざるを得なかったのは、亡くなられた方々のご遺族・ご友人だけではなく、日本航空に勤務する社員達もそうだったのです。

一生涯背負う十字架の出現を、ある日突然自らの身に感じた彼達・彼女達の苦悩や懊悩はいかばかりだったのでしょうか…

初めて読んだ時は、その重厚な作風と内容に圧倒されたことを覚えています。まだお読みでなければ、これを機に是非。今はKindle版でも読めます。

あの日、僕は以前勤務していた会社の大阪支店にいました。当時の大阪支店長が、東京での会議が長引き、本来乗るはずだったJAL123便に乗り遅れる、という事態が起きた日なので、鮮明に覚えています。

生と死を分けたもの、それは紙一重のことだったのでしょう。キャンセル待ちをして乗れてしまい事故に遭った方、当時の支店長のように乗り遅れて助かった方、それは運命のいたずらのように思えます。

あれから31年・・・一段と暑い夏を迎えて、亡くなられた520名の方々、そしてそのご遺族・ご友人の悲しみと無念さを思い、慰霊の祈りを捧げる朝なのでした。

沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上) (新潮文庫)
山崎 豊子 新潮社 2001-11-28
売り上げランキング : 16247

by ヨメレバ

 

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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
 
 
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(2016.8.12記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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人生のセカンドステージを、ポジティブ&アクティブに過ごすことを目指して、アラカン(アカウンド還暦)世代の筆者が思いを綴るブログ。
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