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地方創生・・・石破茂 前・地方創生担当大臣が期待を寄せる “鳥取県八頭町 (やずちょう)” は “新しいことが始められる町”

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さて、石破茂 前・地方創生担当大臣が、「地方創生のフロントランナーたりうる地域だ」として期待を寄せているのが、「鳥取県八頭町 (やずちょう)」です。石破氏は、同町の出身でもあります。

今日は、どんなところが注目されているのか、確認してみます。

鳥取県八頭町の取り組みとは?

鳥取市に接し山々に囲まれた八頭町は、町の中心を流れる八東川 (はっとうがわ) 流域での稲作や果樹栽培が盛んに行われ、伝統芸能の「麒麟獅子舞」や歴史ある寺院も数多く残る地域です。

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八頭町が、通常のサイトとは別に、情報を発信するための特設サイトをこの10月に開設しているのですが、その斬新なデザインにびっくりしました。(こちらのサイト参照)

トップには、動画がブラウザの幅いっぱいに表示され、そのサウンドと共に迫力たっぷりです。

動画の下に並んでいる文中に、次のスローガンが掲げられています。

「これからの日本のことをやっています。」

知恵と、工夫と、テクノロジーを駆使するイノベーティブな発想で、
これからの地方のあり方と、はたらき方に新しい風を吹き込みたい。
そんな鳥取県八頭町の想いと、その志に賛同してくださるトップランナーの方々による
熱いメッセージをお届けする情報発信サイトです。

この特設サイトでは、全国のライダーの聖地として知られる若桜 (わかさ) 鉄道の隼駅をはじめとした話題のスポットや、様々な分野で時代を切り開いてきたイノベーターを動画で紹介しています。

そして、旧態依然とした働き方に疑問や閉塞感を感じている若い世代など、移住に高い関心を持つ人たちに向けてメッセージを発信しているのです。

また、八頭町は、新たな産業と雇用を創出するべく、ドローンの研究開発や実証拠点づくり、若者が農業や林業とITの仕事を兼業できる働き方の提案など「新しいことが始められる町」のイメージを打ち出しています。

廃校となる小学校などの空き施設を、サテライトオフィスや起業家の事務所として活用したり、IT企業の誘致にも力を入れています。

2016年5月にはソフトバンクのグループ会社のSBドライブ(株)と組んで、自動運転の実証実験を行うことを発表しました。2020年までに、町営バス路線などでの無人自動運転サービス開始を目標に掲げています。(こちらの記事参照)

石破氏の応援メッセージ

八頭町のこうした先進的な取り組みには、石破氏も高い評価を与えています。特設サイトのインタビューに登場している石破氏は、次のように述べています。(動画①動画②参照)

「山深いところであっても、最先端の技術を使うことによって都市部となんら遜色のない生活ができる。八頭町で(小型無人ヘリの)ドローンや自動運転のテストが始まるというのは、ある意味、日本を変える取り組みになると思います」

石破氏はまた、先端科学技術のほか、食や医療・介護といった分野を、日本がこれから特に力を入れて伸ばしていかなければならない重点分野として挙げたうえで、「八頭町は高齢者たちが元気で働け、みんなで助け合える新しいシニアの生き方を深めていくべきだ」と述べています。

石破氏は、「一番いろんなことが遅れていたがゆえに、フロントランナーたりうる地域」と八頭町に期待を寄せつつ、他の地域にはないイノベーティブな取り組みを大切にしなければならないと強調しています。

最後に

人口減少・少子高齢化が進み、地方の過疎化・限界集落化について、将来を悲観する声も多く聞かれます。

しかし、地域に眠る原石、磨けば光る原石、そこに住んでいるがゆえに却って気付いていない原石も多いといいます。そうした原石を発掘し、テクノロジーを活用し、その地域の「稼ぐ力」を伸ばすことも可能と思われます。

そうした意味で、地方において新しい産業を興し、テクノロジーによる町おこしを進める八頭町に今後も注目していきたいと思います。

・・・・・・・
では、今日はここまでにしますね。
 
 
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(2016.10.29記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

コメント

人生のセカンドステージを、ポジティブ&アクティブに過ごすことを目指して、アラカン(アカウンド還暦)世代の筆者が思いを綴るブログ。
Consulting Office SMART代表/富田邦明が人となりをお伝えするために運営しています。

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