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“国際ボランティアデー” を迎えて・・・ ボランティアには高い成熟度が求められている

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さて、今日は「国際ボランティアデー 」です。

「国際ボランティアデー」の由来

国連の制定した国際デーのひとつです。

世界中の経済と社会開発の推進のためボランティア活動に対する認識を高め、参加意識を拡大するために設けられた日とされています。

もともとボランティアとは、自らの意志により参加した志願兵のことを意味していました。

それが長じて、自主的に社会活動などに参加し、奉仕活動をする人のことを指すようになったのです。

「国際ボランティアデー」を迎えて

Wikipediaによると、日本では1995年の阪神・淡路大震災で、全国から大勢のボランティアが被災地に駆けつけたことから、この年が「ボランティア元年」と呼ばれています。

その後、当該震災の日 (1月17日) が「防災とボランティアの日」と決められました。

その後の地震や水害などでも、ボランティアの活躍が定着しています。

【災害ボランティアの概数】
阪神淡路大震災・・・138万人(1995年1月~1996年1月)
新潟県中越地震・・・8万人(2004年度)
新潟県中越沖地震・・3万人(2007年7月~12月)
東日本大震災・・・・102万人(2011年3月~12年3月)
広島土砂災害・・・・4万人(2014年8月~12月)

熊本地震の教訓

しかし、Wikipediaには、阪神淡路大震災の時のボランティアについて、下記の意見が掲載されています。

「助けに来てくれて一番ありがたいと思ったのは、自衛隊の人たち。 一番迷惑で邪魔だったのは、自称ボランティアの人たち。こちらが必要とする事はできず、逆に残り少ない食品や飲料水をコンビニで消費していく始末」

「ボランティアは、被災者が食うべきものを食い、被災者が飲むべき水を飲み、被災者が寝るべきところで寝た」(当時のボランティアは)「観光気分で来た自分探し」「ただの野次馬観光客」「人から感謝されることを楽しみにやってきただけ 」

「要はプロに任せること」「被災地に必要なのは、プロだけ」「部隊の指揮下で日本のために自分を犠牲にできる人だけが、『ボランティア=義勇兵』として現地入りすべき」

こうした経緯があって、今年の熊本地震の発生直後には、熊本県社会福祉協議会などが、被災地入りを自粛するよう県外ボランティアに求めました。

このことについて、蒲島郁夫熊本県知事は「間違っていたと思う。熟練された方は早く入ってきてもらった方がよかった」と、地震発生7ヶ月後に述べました。(こちらの記事参照)

う〜ん・・・難しいですね。ボランティアの熟練資格証明書でもないと、見分けがつかないですよね。確かに、大した自覚も覚悟も準備もなしにボランティア活動に参加されては困りますが。

・・・というわけで、自然災害が多い日本で、ボランティアには高い成熟度が求められているんだな、という認識を新たにした「国際ボランティアデー 」の朝なのでした。

・・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
 
 
・・・・・・・・・・・・
(2016.12.5記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

コメント

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Consulting Office SMART代表/富田邦明が人となりをお伝えするために運営しています。

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