(画像出典元はこちら)
さて、今日は「成人の日」ですね。
総務省統計局が、昨年末 (2016.12.31) に発表した資料によると、今年の新成人は約123万人で、前年比2万人増加したとか。増加したのは、2年ぶりだそうです。(こちらの資料参照)
「成人の日」は1999年まで1月15日だった
現在は、1月の第2月曜日が「成人の日」と定められていますが、ハッピーマンデー制度が施行される以前は、1月15日に固定されていました。
それが「国民の祝日に関する法律」の一部改正によって、「成人の日」「体育の日」「海の日」「敬老の日」が、それぞれ月曜日に移動したのです。
(出典 : Wikipedia)
これにより、土・日に続いた三連休が実現し、余暇を過ごす時間が増え、レジャー支出が増えることが期待されました。
反面、祝日が月曜日に集中し、学校のカリキュラムで月曜日が消化できないことや、三連休となることで医療機関に通うことができない日が続くといった問題点も指摘されています。
「成人の日」に思うこと
各地で行われる成人式では、目立ちたがりが大騒ぎする様子を、例年テレビで目にします。(調子に乗るから、映さなければいいのに…)
もちろん、騒いでいるのはごく一部とは分かっています。そして、その騒ぎぶりを見ると、なんだか気の毒になります。
デジタル大辞泉によると、「成人」とは「心身が発達して一人前になった人。成年に達した人間。おとな。」と解説されています。
成人式で大騒ぎするような輩は、年齢は成年になったかもしれませんが、とても「心身が発達して一人前になった人」とは呼べません。自ら、自分は半人前の人間だ、と喧伝しているようなものです。
また、最近はいい歳をした大人が、コンビニ店頭で売り物のおでんを指でツンツンしたり、チェーンソーを持って宅急便の営業所に乗り込んで恫喝したり、その様子をYouTubeに自らアップしたり、となんとも呆れた行動をとっています。
邪推すれば、何年か前の成人式で大騒ぎした輩が、そのまま成長せず、いい歳になったのではないか、と思ってしまいます。
以前であれば、こんな事態を引き起こせば、硬骨漢の大人に「恥を知れ!」と一喝されたはずです。
そうした大人が、きちんと怒ることがなくなったことが、現状を招いた一因かもしれません。(自戒を込めて…)
ちと話は変わりますが、中国や韓国について「民度が低い」という言い方をされることがあります。「民度」とは、知的水準やモラル、文化水準の高さを示します。(こちらのサイト参照)
あんな未熟な大人が増えると「日本も民度が低い」と言われるのではないか、と危惧します。
とても尊敬する若者たちが多くいることを知っているだげに、非常に残念な気持ちを持つ次第です。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2017.1.9記)