さて、「今日は何の日?」シリーズ・ライト版に戻ります。
1月1日の大正月に対し、今日1月15日を中心にした数日を「小正月 (こしょうがつ) 」と言います。
「小正月」とは
この期間に、豊作祈願など農業に関連した行事をしたり、なまはげなどの行事を行って病気や厄災を払う地方もあるそうです。
そもそも、古くはこの小正月までが松の内だった (この日まで門松を飾った) ものが、江戸時代に徳川幕府の命により1月7日の大正月までとされたとか。
年神や祖霊を迎える行事の多い大正月に対し、小正月は豊作祈願などの農業に関連した行事や家庭的な行事が中心となってきました。
本来は、松の内に忙しく働いた主婦をねぎらう意味で、女正月という地方もあるようです。
そして、かつて元服の儀を小正月に行っていたということから、1月15日は成人の日という国民の祝日となった経緯があります。
1999年まで「成人の日」は1月15日だった
そもそも「成人の日」は、1948年公布・施行の祝日法によって制定され、制定から1999年までは毎年1月15日と決められていました。
それが、祝日法の改正 (ハッピーマンデー制度) により、2000年からは1月の第2月曜日(8日~14日)となったのです。
以前は、数え年で20才になった若者を対象にしていたようですが、ハッピーマンデー制度導入以降は、前年の4月2日からその年の4月1日に成人する人を式典参加の対象にする、いわゆる学齢方式が定着しています。
今年の新成人人口は21年振りの増加
今年成人を迎えた人口は、推計126万人で前年より5万人増え、これは1995年に減少へ転じて以来21年ぶりの増加となったそうです。(総務省サイト)
ただしこの増加の要因は、第2次ベビーブーム世代の人が親になる年齢に達し始めたことが影響しているようで、あくまで一過性の増加です。今後のトレンドとしては、やはり減少傾向が続くようです。
・・・というわけで、新成人には大きく羽ばたいて欲しいと思うわけですが、人口が減少する中で、相対的にその存在価値はますます重要になってくると思います。
世界で活躍する若者が、更にたくさん登場して欲しいと願う木曜日の朝なのでした。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2015.1.15記)