Challenge Next Stage 〜目指せ!出版への道〜

「地方創生☆政策アイデアコンテスト2016」の発表会&最終審査会の聴講報告(1)

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(画像出典元はこちら)

さて、先週末 (2016.1.21) ですが、北風強く寒さが身に沁みる東京・本郷の、赤門で有名な東京大学構内の会場で、「地方創生☆政策アイデアコンテスト2016」の発表会&最終審査会が開催されました。

事前に聴講を申し込み、熱気溢れる模様を見聞きしてきましたので、今日からその内容をご報告します。

(クリックで拡大、画像出典元はこちら)

コンテストの開催趣旨

このコンテストは、昨年度に引続き開催されました。昨年度の結果は、こちらのサイトから参照できます。

コンテストの開催趣旨としては、地方創生のムーブメントを国民レベルで盛り上げることを目的に、地域経済分析システム (RESAS:リーサス) を活用して自らの地域を分析し、地域を元気にするような政策アイデアを広く募集することでした。

地域経済分析システム (RESAS:リーサス) は、地方自治体の様々な取り組みが「経験と勘と思い込み」をベースに行われてきたという反省をもとに、地方行政を情報面から支援すべく開発されたシステムです、

内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局が主体となり、産業構造や人口動態、人の流れなどの官民ビッグデータを集約してわかりやすく「見える化」する、ウェブ上のシステムとして提供されました。次のサイトから誰でも利用できます。

RESAS(※Google Chromeブラウザ利用のこと)

そして、RESASについての最新情報は、RESASの情報発信サイト「RESASポータル」で見ることができます。

RESAS ポータル

全国から699組が応募

今回の最終審査会には、全国の地方予選を勝ち抜いた10組が進みました。

全体の応募者は、全都道府県で 699組 (高校生以下の部 213組、大学生以上一般の部 486組) にもなったそうです。

全国8地域で行った地方予選を通過した49組 (高校生以下の部24組、大学生以上一般の部25組) が、全国審査委員5名による全国第1次審査に進み、最終審査会に進出する10組 (各部門5組) が決まったのです。

発表会&最終審査会の開催会場

久しぶりに、東大赤門前に立ちました。(写っている人は別人で、ちなみに僕は卒業生ではありません…(^^; )

赤門を入ると、こんな風景が広がっています。

会場の「伊藤謝恩ホール」に着きました。

ホールは、400人収容可能なスペースで熱気に溢れていました。

最終審査会選出チーム (高校生以下の部)

では、最終審査会に進んだ10組のうち、高校生以下の部の5組をご紹介しましょう。(発表会プレゼン順)

「兼業農家を支援するための新たなシステムの創設」

提案者:山形県立村山産業高等学校 農業部 バイテク班
分析対象:山形県

「FM ふたばプロジェクト」

提案者:福島県立ふたば未来学園高等学校 佐藤 勇樹さん
分析対象:福島県広野町・楢葉町・葛尾村・飯舘村・川内村・浪江町・富岡町・大熊町・双葉町

「長野県の負のスパイラル大問題!!「昆虫食」で解決します!」

提案者:長野県松本県ヶ丘高等学校 内田佑香さん、横山 瑠奈さん
分析対象:長野県

「周防大島 “まるまるかぶりつき” ~ 周防大島をまるまる “観光農園、観光漁場” にして、観光客を呼び込む!~」

提案者:山口県立周防大島高等学校 土井 望愛さん、正木 公次郎さん
分析対象:山口県周防大島町

「マインドから変える地方創生~私が考案した地方間交流型フィールドワークの可能性~」

提案者:愛媛大学附属高等学校 佐藤 瞳さん
分析対象:愛媛県、山口県

高校生以下の部の発表を聞いて

それはそれは、感心&感動してしまいました。

発表内容もそうですが、スライド作成手法や装いにも工夫を凝らし、プレゼン態度など実に熱意溢れ、堂々としていて、あまりの感動に一瞬涙ぐみそうになるほどでした。

流石は、全国で高校生以下の部 213組が応募した中を、勝ち抜いてきただけのことはあります。

自分の高校時代を思い出すと、恥ずかしくて穴があったら入りたいほどでした。

次回、大学生以上一般の部のご紹介をしますが、若々しいエネルギーが迸る迫力は、高校生たちには負けていたと思います。

ああ、こういう高校生達が大学に進み、社会人になり、地方創生にひたむきに取り組んでくれたら、日本の将来は捨てたもんじゃないな、と思わせてくれた次第です。

・・・・・
さて、今日はここまでにして、次回に続けますね。
では、また!
 
 
・・・・・・・・・・・・
(2017.1.23記)

#RESAS

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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