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さて、eラーニングで学ぶ「地方創生カレッジ」ですが、現在は「効果的なプロモーションのためのソーシャルメディア活用基礎講座」のパートを受講しています。
今日は、「第1章 ソーシャルメディアの現状 3. ソーシャルメディアの概要と作法」の受講報告です。
検索の時代からソーシャルの時代へ
インターネット普及元年といえば、Windows95が発売された1995年になります。それから2010年までの15年は、いわば「検索の時代」といえます。
その後、ソーシャルメディアが普及し、現在は「ソーシャルの時代」になりました。ソーシャルの世界には、「人」しか存在しません。
この時代に地方創生を考えると、誰がどの地域の話題をソーシャルの世界にアップしているかが、とても重要になります。
ソーシャルメディアを公園に例えると…
ソーシャルメディアを公園に例えてみます。公園には、多くの人が集います。そして、集まった人同士で情報交換が始まります。
多くの人が集まるので、ここでお店を開いたら…と考えがちですが…
ソーシャルメディアで、いきなり企業がマーケティングを始めたり、商品のPRを始めたら嫌がられること必定です。
でも、ついついやってしまうのです。
ソーシャルメディア活用のポイントは情緒的な関係づくり
ソーシャルメディアを活用する上で、とても大切なことは、「どうせ買うなら、あなたから買いたい」と思わせることです。
一つの例として、伊藤ハムのFacebookページの取り組み方が挙げられます。
伊藤ハムがFacebookページを開設したのは2010年。日本の企業の中では、ベスト3に入る早い時期でした。
このページのイメージキャラクターは、社内で募集した案から選ばれた「ハム係長」でした。
そして、当時の広報課長は、このページを運営する上でのルールを2つ決めました。
- 頂いたコメントには、必ずコメントバックする
- 頂いたコメントより、必ず長いコメントを返す
それまでの使われ方は、発信者の投稿に「いいね!」をし「コメント」を付けることでした。そして付けられたコメントに「いいね!」を返すこと止まりだったのです。
これでは、ソーシャルメディアが持つ双方向性を真に実現しているとはいえない、と広報課長は考えたのです。
こうしてページフォロワーと伊藤ハムの間で、中長期的な関係づくりが始まりました。
その結果、15万人ほどのフォロワーは、伊藤ハムに対して情緒的な繋がりを感じるようになったのです。
「どうせ買うなら、伊藤ハムの製品を買ってあげたい」という気持ちを持って貰えるようになったと言えます。
マーケティングの心得
知名度を上げるための取り組み、今月・来月の売上を上げるための取り組みには別のメディアの活用が当然必要です。
ソーシャルメディアマーケティングを考える上では、カスタマーとの関連性を育み、明日の売上・潜在顧客の育成に役立てることに重点を置くことが肝要です。
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さて、今日はここまでにしましょう。
次回は、「サブユニット4 地方自治体のソーシャルメディア活用最前線」を学ぶ予定です。
では、また!
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(2017.2.15記)