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閑話休題。
さて、今日はふと心に浮かんだことを書き留めておきたくなりました。それは、タイトルに記したことです。
「不安」と「不満」、どちらを選択するか?
これは、今から4年前になりますが、アドラー心理学を紹介した「嫌われる勇気」を読んで以来、ずっと心の底に横たわっていることです。
この本の冒頭に、次のようなキーワードが登場します。
人は常に「変わらない」という決心をしている。
ライフスタイルが先天的に与えられたものではなく、自分で選んだものであるのなら、再び自分で選びなおすことも可能なはずである。
ライフスタイルを変えようとする時、我々は大きな「勇気」を試される。
変わることで生まれる「不安」と、変わらないことでつきまとう「不満」がある。
着目したのは、人が「現状を変えたいのに、いろんな制約があって変われない」と思っているのは、じつは「変わらない」という決心をしているのだ、という見方です。
自分の好きな仕事をしようとしても、養うべき家族がいるから無理、住宅ローンを抱えているから無理・・・と色々できない理屈をあげつらうのも、そうした不安を乗り越えても好きな仕事をやるのだ!という「勇気」が足りないのだという指摘です。
要するに、変わることで生じる様々な「不安」より、変わらないでいることによる「不満」を選択しているというのです。
実は、この変わることに対する「不安」を乗り越える「勇気」が足りないから、結果として変われないのだとアドラーは指摘します。
人生は短い、不満を持ち続けている時間はない
ここで、「トム・ソーヤーの冒険」の作者であるマーク・トウェインの言葉を思い出します。
人生は短く、他人と言い争い、謝罪し、胸にわだかまりを抱え、最後の審判を待つような時間はない。
人生にあるのは人を愛する時間だけだ。たった一瞬の人生は、そのためだけにある。
僕は、5年前にフリーランスのITコンサルタントとして独立しました。今では、充実した仕事をさせて貰っていますが、いつ収入がゼロに落ち込むか分かりません。
そういった意味で、持とうと思えばいくらでも「不安」という感情を持つことはできます。でも「不満」はありません。
思ったより人生は短いです。その人生を、ずっと「不満」を持ち続けて生きますか?それとも、勇気を持って「不安」を乗り越えますか?どうでしょう?
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2017.2.22記)