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さて、昨日に続き、日めくりカレンダーの「格言」からです。
「石の上にも三年」とは?
冷たい石でも三年間座り続ければ暖まることから転じて、何事にも忍耐強さが大切だという意味です。
「三年」は三年ちょうどの意味ではなく、多くの月日を表しています。
類似した言い方に、「待てば海路の日和あり」があります。海が荒れても、じっと待っていれば出航にふさわしい日が必ず訪れることから、今は状況が悪くとも、焦らずに待っていれば幸運はそのうちにやってくるということの例えです。
自分に合う環境かどうかの見極めに三年も必要か
4月は多くの新入社員が、期待と不安を胸に入社して、必至に新しい環境に慣れようとしている時期でしょう。
そして、少し慣れた時期にゴールデンウィークを過ごし、一定期間休んだ結果、張り詰めた気持ちが緩んで「五月病」なるものに罹ると言われています。
また、「三日・三月・三年」という言葉もあります。新しい仕事に就いてしばらくすると、仕事がつまらなくなり、意欲が失せる。人間関係のストレスも溜まり、会社を辞めたくなる。こうした精神的な危機が訪れるのが、三日後、三月後、三年後に多いというのです。
まあ、学生から新社会人になったとしたら、いろんなことを吸収して、自分の能力を伸ばすのに、三年は必死で頑張って欲しいと思います。
ただ、自分の仕事が法的な問題があるのでは?とか、ブラック企業であることが分かって、自分の健康を損なうのでは?という時は、躊躇なく離れる (逃げる) ことも必要でしょう。
なんでもかんでも「石の上にも三年」というのも、少し乱暴かと思います。
離れる (逃げる) ことも勇気
残業が月100時間を超えることが恒常的な状況にあったら、端から見たら「そんなところは辞めてしまえ」と言えるのですが、当事者にとってはそう簡単ではないようです。
そんなに残業しなければいけないのは異常な世界なわけですが、そこから離れる (逃げる) ことは、自ら敗北宣言するようなものと感じて、自分を責めてしまうそうです。
でも、そのままの状態で、肉体も精神も病んでしまい、手遅れになっては元も子もありません。頼れる人に相談して、その環境から抜け出す手助けをしてもらうのが良いと思うのですが…
なかなか難しい問題ですが、皆さんはどうお考えになりますか?
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2017.4.21記)