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さて、昨日に続き、日めくりカレンダーの「格言」からです。
「鹿を逐う者は山を見ず」とは?
鹿を追う (逐う) 者は、鹿に気を取られて山全体が目に入らず、迷ったり、危険な目に遭うという意味です。
転じて、目先の利益を追っている者は、それ以外のことが見えなくなり道理を忘れてしまうことを指します。
また、一つのことに夢中になって、他のことに余裕がなくなるという意味もあります。
「木を見て森を見ず」になるな
ビジネスの世界でよく言われる言葉です。物事の一部分や細部に気を取られて、全体を見失うことを戒めた言葉ですね。
また、仕事をする上でいつも心掛けているのは「着眼大局、着手小局」の姿勢です。
いわゆる「手段が目的化」しないように、その仕事はそもそも何を目的にしているのか、目指す到達点はどこなのか、ヘリコプターに乗った目線で俯瞰し確認する。
そして、具体的に進めるには、地上に舞い戻り、一つずつマイルストーンに取り組み、障害を克服し、仕上げていく、ということです。
また、こんな言葉を聞いたことがあります。「手術は成功した。だが、患者は死んだ。」いくら手術の腕が良くても、患者が死んでしまっては、医者失格ですよね。
「部分最適」に拘りすぎると、却って「全体最適」にならない、という事例だと思います。
仕事もそうですが、人生もすべからく「あり方 (Being) 」である理念・ビジョン・ミッションを確立し、「やり方 (Doing) 」をさまざまな方法で試行錯誤していくことですね。そして、失敗から学んでいく、と…
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2017.5.3記)