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さて、今日も日めくりカレンダーの「格言」からです。
「百尺 (ひゃくしゃく) 竿頭 (かんとう) に一歩を進む」とは?
百尺の竿 (さお) の先に達しているが、なおその上に一歩を進もうとする。すでに努力・工夫を尽くしたうえに、さらに尽力すること、また、十分に言を尽くして説いたうえに、さらに一歩進めて説くことの例えです。
この語の百尺は、数値としての長さのことではなく、それほどの高い竿の先という意味で、長い修行で至った悟りの極地の比喩です。
しかし、如何ほど高い境地にあっても、そこに留まって安住していたら何のはたらきも出来ない。その悟りより、「さらに一歩、歩を進めよ」と言うことは、百尺の竿の先きから踏み出すほどに不惜身命、命をも投げ出して、衆生救済へ向かってこそ、悟りの意義があると言う意味です。
悟りの極地、まで達せずとも停滞しないこと
我々凡人は、まず悟りの極地に達すること自体が至難の業だと思います。その更に先などなかなか想像できません。
それ以前に、まあこのへんでいっか、という妥協の段階が訪れるでしょう。とりあえず今の状態が心地いいと、そこに安住したくなります。
これを「コンフォートゾーン」と呼びます。
ここに安住すると、成長が止まってしまいます。更に次のステップに進むためには、このコンフォートゾーンから抜け出さなければなりません。
そこに気がついたら、ジタバタとあがくことです。すぐに出口が見つからなくても諦めずに行動を起こし続けるのです。
そうこうしているうちに、ぽっかり水面に浮かび上がる瞬間が訪れるでしょう。そうして次のステップに達しても、早晩再びコンフォートゾーンに包まれて、そこに安住したくなるのですが…
この繰り返しなので、僕は、この歳になってもジタバタあがき続けています。きっと一生あがき続けるでしょうね…(^^;
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2017.5.21記)