(画像出典元はこちら)
さて、今日の格言は、「物言えば唇寒し秋の風」です。
「物言えば唇寒し秋の風」とは?
人の悪口を言えば、なんとなく後味の悪い思いをするという、また、余計なことを言えば災いを招くという例えです。
人の欠点を批判したり、自分の長所を自慢したりした後は、必ず言わなきゃよかったという思いにとらわれるものです。また、そうしたことによって余計な災難を自ら招くこともあります。
口を開くと秋の冷たい風が唇に触れて、寒々とした気分になることから、こう表現されています。
松尾芭蕉の「座右の銘」にある句で、この句の前には「人の短をいふ事なかれ己が長をとく事なかれ」とあります。
今日は「俳句の日」
今日8月19日は、「は (8) いく (19) 」の語呂合わせで「俳句の日」だそうです。
そして、松尾芭蕉というと、以下の俳句が思い浮かびます。
古池や 蛙 (かわず) 飛びこむ 水の音
夏草や 兵 (つわもの) どもが 夢の跡
閑 (しずけ) さや 岩にしみ入る 蝉の声
五月雨 (さみだれ) を あつめて早し 最上川
8月に入って、東京では連続降雨日の記録を更新していて、10月の気温になったりしました。また蒸し暑さが戻っていて、秋の風を実感するのは、もうちょっと先になるようです。
でも、松尾芭蕉を思い浮かべて、秋の一句など詠んでみようか、と思う俳句の日の朝なのでした。
・・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
・・・・・・・・・・・・
(2017.8.19記)