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さて、今日の故事ことわざは、「葦の髄から天井を覗く」です。
「葦の髄 (よしのずい) から天井を覗く」とは?
自分だけの狭い見識で、大きな問題を論じたり判断することの例えで、『江戸いろはかるた』の一つです。
葦の茎の細い穴を通して天井を見ても、すべてを見渡すことができないことから、このように表現されています。
類義の言葉として「井の中の蛙大海を知らず」は、よく使いますね。
統計データの大切さ
そういえば、今日10月18日は「統計の日」です。
国民に統計の重要性を理解してもらおうと、今から44年前の1973年 (昭和48年) に政府が制定した記念日です。
統計といえば、衆議院総選挙の公示以降、毎週末に世論調査が行われ、各種マスコミで報道されていますね。内容を見ると、相当な人数を対象に調査が行われています。
確かに、10人や20人の調査で全体動向を測っては、まるで「葦の髄から天井を覗く」ようなものでしょう。
それでは、一体どの位の人数を対象にすれば、調査として成立するのでしょうか。調べてみると、総務省統計局のサイトに「調査に必要な対象者数」という説明が載っていました。難しい算式が説明されていましたが、よく分かりませんでした…(^^;
いずれにしても、相当な数のデータが必要なことは分かります。
個人の判断にも幅広いデータが必要
そういえば、今年ほど各種マスコミの偏向報道が話題になった年はないと思います。
朝日新聞・毎日新聞は安倍政権批判の急先鋒、読売新聞・産經新聞は政権寄りの報道と言われています。
安倍総理は、先日の党首討論で「有権者は、きちんとファクトチェックをして欲しい」と訴えました。
確かに、一つの新聞だけ読んでいたらバイアスのかかった情報を鵜呑みにしてしまう恐れがあります。
ファクトチェック、即ち事実データをしっかり確認して判断する必要があります。
また、フェイクニュースと呼ばれる報道も気をつけなければなりません。一旦ネット上で誤ったニュースが流布すると、それがあたかも事実であるように定着してしまうからです。
インターネットを含め、さまざまな情報が交錯する現代だからこそ、注意深く情報を取捨選択していきたいですね。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2017.10.18記)