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さて、「今日の一言メモ」第243回です。
「葦の髄から天井を覗く」
「葦の髄 (よしのずい) から天井を覗く」とは、自分だけの狭い見識で、大きな問題を論じたり判断することの例えで、『江戸いろはかるた』の一つです。
葦の茎の細い穴を通して天井を見ても、すべてを見渡すことができないことから、このように表現されています。
類義の言葉として「井の中の蛙大海を知らず」は、よく使いますね。
統計データの大切さ
今日10月18日は「統計の日」だそうです。
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国民に統計の重要性を理解してもらおうと、今から46年前の1973年 (昭和48年) に政府が制定した記念日です。
統計といえば、選挙が行われると世論調査が行われ、各種マスコミでその結果が報道されていますね。内容を見ると、相当な人数を対象に調査が行われています。
確かに、10人や20人の調査で全体動向を測っては、まるで「葦の髄から天井を覗く」ようなものでしょう。
それでは、一体どの位の人数を対象にすれば、調査として成立するのでしょうか。調べてみると、総務省統計局のサイトに「調査に必要な対象者数」という説明が載っていました。難しい算式が説明されていましたが、よく分かりませんでした…(^^;
いずれにしても、相当な数のデータが必要なことは分かります。
個人の判断にも、多面的なデータ検証が必要
最近では、大手マスコミでも偏向報道やフェイクニュースなどの話題に事欠きません。誤報もあります。
最近では、ラグビーW杯日本対スコットランド戦が行われた横浜国際総合競技場近辺の状況について、朝日新聞がTwitterで思いっ切り無知を曝して誤報をツイートしてしまい、四方八方からツッコミが入っていました。(こちらの記事参照)
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横浜国際総合競技場横のグランドが「冠水している」と報道してしまい、ただこれを読んだ人は試合は大丈夫か?と思ってしまったでしょう。
ここは普段はグランドですが、本来は鶴見川の氾濫を防ぐ多目的遊水池であり、大雨が降ったことでその本来の機能をきちんと発揮したに過ぎなかったのです。
朝日新聞は、翌日「事実誤認だった」と訂正謝罪のツイートをアップしていますが、時既に遅しでしょう。
話が横道に逸れましたが、どんなニュースも頭からそれを信じるのではなく、複数のニュースソースに当たって誤った理解をしないようにしたいですね。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2019.10.18記)