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さて、今日の故事ことわざは、「治に居て乱を忘れず」です。
「治に居て乱を忘れず」とは?
平和な世にあっても、万一の時に備えることを怠らないように、という教えです。
世の中が良く治まって平和な時でも、常に乱世になった時のことを考えて準備を怠ってはいけないということですね。
『易経・繁辞伝』に孔子の言葉として、「是君子は安全だと思っても危険ではないかと用心し、平和であっても乱れるのではないかと用心する」とあるのに基づくそうです。
平和憲法の「不戦の誓い」は堅持しつつ、万一への備えは必要
昨日11月3日は、文化の日であり、そもそもは1946年 (昭和21年) に日本国憲法が公布されたことが、その由来であることを当ブログ記事でご紹介しました。
そして、現行憲法に込められた「不戦の誓い」は守りつつ、現代に合わせた形に改正することが必要ではないか、と書きました。
現在は、一時的に鳴りを潜めていますが、北朝鮮は何度も日本の上空越しにミサイル発射を繰り返し、核実験を行いました。
こうしたことを念頭に、安倍首相は「現在、戦後最大の安全保障の危機を迎えている」と指摘しました。
日本を取り巻く環境は、時々刻々と変化し、厳しくなっています。そうした事実を冷静に見つめ、改憲論議を粛々と進めると共に、万一の事態に備えをしていくことが肝要と考えます。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2017.11.4記)