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さて、今日の名言は「往く道は精進にして、忍びて終わり、悔いなし」です。
「往く道は精進にして、忍びて終わり、悔いなし」とは?
これは、3年前の昨日(11月10日) 亡くなられた、高倉健さんが死の直前に書かれた手記に記された座右の銘です。
意味は、以下の通りです。
行く道は精進にして
辛いことがあっても、それは精進である。
自分を高めるために必要なことなのだ。
忍びて終わり、悔いなし
それを我慢したまま、たとえそれで終わることがあっても、自分の向上にとっては確実にためになっているのだから悔いはない。
この言葉は、高倉健さんが交流のあった比叡山延暦寺の大阿闍梨、酒井雄哉氏から贈られた言葉だそうです。
一つの頂上を極めれば、また次の高い山が聳える
天空に広がる宇宙の営みに比べれば、人の一生は、ほんの一瞬の瞬きに過ぎません。
それでも、一生を生きる間には、多くの達成感と共に、多くの挫折を味わうものです。
そして、一つの道を極めたと思っても、その先には、もっと高い頂きが待ち構えています。その頂きの先にも、更に連なる頂きがあるのです。
人は、一生を懸けても全ての頂きを極めることはできません。では、途中でその歩みを止めてしまってもいいのでしょうか。
それは、どこまでもゴールを目指して突き進むことを放棄することになります。それは、どこかに到達することが最終的なゴールではなく、ゴールを目指して進み続けることが、生きるということだと言えます。
いわば、北極星を目指して歩み続けることに等しいことになります。そして、生涯を終える時、どこまでも前に進むことを放棄しなかった自分がいれば、そこで初めて自分を認めてあげることができるのでしょう。
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さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!
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(2017.11.11記)