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【盛者必衰】・・・自民党が政権を奪還してから今日で満5年、安倍一強はいつまで続くのか

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(画像出典元はこちら)

さて、今日の故事ことわざは、「盛者必衰」です。

「盛者必衰 (じょうしゃひっすい) 」とは?

この世は無常であるから、栄華を極めている者も必ず衰える時が来るという意味です。

『仁王経』の「盛者必衰、実者必虚 (盛んな者はやがて衰え、満ちている者はやがてからっぽになる) 」に基づくそうです。

仏教にある人生観で、この世の無常を表している言葉です。

『平家物語』の冒頭にある「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理 (ことわり) をあらわす(祇園精舎の鐘の音は「世の中に不変はない」と言っているように聞こえる。沙羅双樹の花の色は、盛んな者は必ず衰えることを表している。思い上がった者は長く続かない)」は、あまりにも有名ですね。

自民党が政権を奪還して、今日で満5年

さて、5年前の今日 (2012.12.16) 、第46回衆議院議員総選挙の投開票が行われ、自由民主党が294議席を獲得し、3年3ヶ月振りに政権復帰を果たしました。

5年前に師走の総選挙となった、その経緯をおさらいしておきましょう。

2012年の第180回国会において、内閣総理大臣・野田佳彦 (当時の民主党代表) は、税と社会保障の一体改革を巡る消費税増税法案の採決に際し、近いうちに国民の信を問う、つまり衆議院を解散することを条件に、自民党・公明党の協力を取り付けて、同法案を成立させました。

そして、11月14日になって野田総理は党首討論で「 (衆議院議員定数削減法案への賛同の) ご決断をいただくならば、私は今週末の (11月) 16日に解散をしてもいいと思っております」と、翌々日にも解散するつもりがあることを突如として表明しました。

自由民主党総裁・安倍晋三もこれに同調したため、その日の夕方に政府・民主党の首脳が総理大臣官邸で会合を開いて協議した結果、総選挙の日程が12月4日公示、12月16日投開票と決まりました。

こうして「師走選挙」が、1983年(昭和58年)の第37回総選挙以来29年ぶり5回目の実施となったのです。

選挙の結果、野党第一党の自由民主党は294議席(改選前119議席)を獲得し、単独で絶対安定多数(269議席)を確保する大勝で第一党に返り咲きました。

また、公明党の31議席と合わせて衆議院再可決が可能となる3分の2を超える325議席を獲得し、政権を奪還したのです。

安倍一強は、いつまで続くか

あれから5年、アベノミクスを旗印に、経済マクロ面では数々の指標が改善し、一定の成果を収めてきました。

安倍首相も自民党総裁として再選され、政権基盤は盤石に見えました。しかし、今年に入って政権運営に、やや綻びが見えてきたようです。

かつての自民党は、党内派閥のせめぎ合いにより緊張状態を保ってきましたが、安倍一強と呼ばれるようになり緊張状態が低下したように感じます。

安倍政権に物申す党内の実力者というと、石破茂氏などごく少数です。そして、自由闊達に意見を交わす以前の自民党内の雰囲気はなく、石破茂氏は党内で批判され、孤立無援に見えます。

いよいよ6年目に突入する安倍政権、来年 (2018年) 9月には自民党総裁選を控え、3選が可能となった安倍総裁は出馬が確実視されています。

2018年が、盛者必衰となるのかどうか、北朝鮮情勢が予断を許さぬ中、きちんと見届けたいと思います。

・・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!

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(2017.12.16記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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