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さて、これまで出版への道を志すことになった経緯、想定読者に伝えたいことを書いてきました。 (こちらのページ参照)
今日は、お伝えしたいことの一つを、備忘録的に書き留めておきます。
「巻き込み力」と「巻き込まれ力」
今朝、Facebookのニュースフィードに流れる友人の投稿を見ていたら、「巻き込み力」「巻き込まれ力」というワードが目に留まりました。
投稿した友人は、自分のことを巻き込まれることが上手と言い、自分の友人の名を挙げて人を巻き込むことが上手と評していました。
なるほど、言い得て妙だな、と思いました。「巻き込み力」をリーダーシップ、「巻き込まれ力」をフォロワーシップと言い換えられるかもしれません。
リーダーシップをいくら発揮しても、ちゃんとフォロワーシップを発揮する人がいないと空回りしてしまいます。
そういう意味では、「巻き込み力」「巻き込まれ力」どちらも大事だな、と思います。
渦を巻くか?渦に巻かれるか?
一方、同じ巻き込まれるのでも「渦に巻かれる」という言い方をするとどう感じますか?
それは大きな流れに巻き込まれて翻弄される、というニュアンスを感じます。周囲に流されて生きる、というイメージですね。
片や「渦を巻く」と言うと、中心に存在して周囲を巻き込んでいく、というイメージです。
ただ、渦を巻くには大きなエネルギーを必要とします。どんな渦を巻くかを考え、実際に行動し、渦を生み出さなくてはなたりません。
何かの会の幹事をすることを想像すると、分かりやすいですね。
幹事には、なかなかなり手がいません。いろいろお仕事があって大変だからです。だから、人はできるだけ他の人に幹事をやってもらって楽をしたいと思います。
幹事さんは大変です。あれこれ気を配って、会を成功させるべく神経を使います。お料理のメニューやお酒の内容を考え、参加者に通知し、出欠の変更は前日までに連絡して欲しいとお願いしたりします。
それでも、当日になって大幅に遅れてきたり、平気でドタキャンする幹事泣かせの人は必ずいます。
幹事なんかやらなきゃ良かった、と後悔するかもしれません。
渦を巻くことで得られるもの
でも、苦労したことで得られることもあります。幹事泣かせのメンバーがいる反面、さり気なく幹事を気遣ってくれたり、知らないところでフォローしてくれたりする人もいます。
そんな人の存在に気付けたり、有り難みを感じたりすることも、幹事役を引き受けたからです。
そうして開く会の目的を、単なる飲み会に終わらせることなく、自分が興味のある分野について学ぶ会などに広げて、興味のある人に集まってもらってみてはどうでしょう?
自ら主催する労を厭わず、行動することで得られるものがきっとあるはずです。
別の人が渦を作ってくれるのを待つのではなく、自ら渦を作り出し、周囲を巻き込んでいく。そうすることで、新たな世界が広がると思います。
さて、長くなりましたので、続きは次回に。
では、また!
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(2018.2.23記)