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さて、これまで出版への道を志すことになった経緯、想定読者に伝えたいことを書いてきました。 (こちらのページ参照)
前回は、ある看護師が末期患者と接するなかで、彼らが口にした後悔の言葉について書きました。
今日は、自分の生き方を考える時には、陳腐化しない心の「あり方」を定めることが重要なことを書いてみます。
心の「あり方 」を整えるのは何故?
これまで、このブログで心の「あり方 (Being) 」について、以下のような記事をアップしてきました。
小さな行動を起こして継続するのは「やり方」、でも一番大切なのは心の「あり方」
心の「あり方」を整えるには、心に響く言葉を書き留め、何度も何度も見直すことが有効
心の「あり方」を整えるため、定期的に目を通している大切な言葉たち
心の「あり方」を整えるため、年に一度は見て欲しい動画 (スティーブ・ジョブズ & ランディ・パウシュ)
こうした記事でご紹介した心に響く言葉たち、そしてスティーブ・ジョブズやランディ・パウシュが亡くなる前に遺してくれた言葉の数々は、もうずいぶん昔に語られたものです。
それでも、毎月、あるいは毎年見直しても色褪せることはなく、自分自身の変化と共に、また新たな導きを与えてくれます。
そうした言葉たちによって導かれる、心の「あり方 (Being) 」は陳腐化しないのです。いくつになっても、自分自身の基軸となってくれます。
「やり方」は、いつでも変えていく必要がある
一方、「やり方 (Doing) 」は常に最新のものに更新していく必要があるでしょう。極論すれば、朝令暮改も恐れずに。
ITの進展は、まさにその象徴と言えます。電話をかけるやり方一つとっても、ダイヤル式→プッシュ式→携帯電話→スマホと変遷してきました。そして、今やスマホは電話機能だけではなく、小さなコンピュータとして複合的な機能を持つようになりました。
また、「やり方」には「働き方」も含まれるでしょう。AIや自動運転などの技術の進展は、人の働き方も変えていくものです。
「着眼大局」は「あり方」、「着手小局」は「やり方」
でも、人と人のコミュニケーションの必要性や、自動化による恩恵など、その根底にある「あり方」は不変のように思います。
世に「木を見て森を見ず」という言葉があります。物事の一部分や細部に気を取られて、全体を見失うという意味ですね。
例えば、大局として、人と人のコミュニケーションのあり方を問い、小局として、そのやり方を工夫する、と言う意味で「着眼大局、着手小局」という姿勢はいつでも大切でしょう。
そうした大局観を持つためにも、心の「あり方」を陳腐化しないものに定めておく必要があると思うのです。
さて、長くなりましたので、続きは次回に。
では、また!
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(2018.2.7記)