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さて、これまで出版への道を志すことになった経緯、想定読者に伝えたいことを書いてきました。 (こちらのページ参照)
前回は、ハーバード大学の研究グループが長期間に亘り研究したテーマ「最終的に人が幸せになるには何が重要なのか」について書きました。
今日は、ある看護師が末期患者と接するなかで、彼らが口にした後悔の言葉について書いてみます。
「死ぬ瞬間の5つの後悔」 by ブロニー・ウェア
この本を紹介したAmazonのページから引用します。
数多くの「最期」を看取った女性介護人が死の床で聞いた、誰にでも共通する後悔とは?人生は今からでも変えられる。器用に生きられないあなたに贈る一冊。
この本には、生きていく上で本当に大切にすべきことが隠されています。
5つの後悔
それでは、5つの後悔それぞれを見ていきましょう。
1. もっと自分らしく生きればよかった
これが一番多い「後悔」の言葉だそうです。
人は、生きている間は「こんなことは無理だ」「時間がない」と考えて、いろんなことを諦めます。
でも、亡くなる直前になって、実はいろんなことを諦めたのは、やむを得ない理由でなく「自分の決断次第だった」ということに気づきます。
健康は人を盲目にします。もう長くは続かない、と分かるその時まで、自由を見えづらくしてしまうのです。
2. あんなにガムシャラに働かなくてもよかった
これは男性のほとんどが語っていたことだそうです。
彼らは、自分の子どもたちの幼い頃や、パートナーとの関係を懐かしみます。昔は男性が家計を支えるのが当たり前で、それが家族との時間を多く持てなかった言い訳になっていたのでしょう。
「馬車馬のように働き続けて、人生の時間を無駄にした。もう少し家族との時間を大切にすればよかった」と、深く後悔するのです。
3. 言いたいことは、はっきりと言えばよかった
多くの人が人間関係を円満に保つために、本音を胸の奥にしまいこんで生きています。
いろんなことに腹を立て、溜め込んで、泣いて怒って、その結果として病気になってしまう人が、どんなに多いことか…。
4. もっと友達と連絡をとればよかった
せっかく付き合いの長かった友達と疎遠になっていて、死の直前になってその大切さに気づく人はたくさんいます。
仕事の忙しさにかまけて、また自分の生活を守るのに手一杯になって、友達との関係を続ける努力を怠り、年々大切な友達と距離が開いてしまうこともあるでしょう。
なぜ、もっと友人関係に時間と努力を費やさなかったのか。みんな、死の間際になって後悔するのです。
5. もっと自分の幸せを追求すればよかった
これも、驚くほどよく聞く後悔の言葉だそうです。
死ぬ直前まで、自分の人生に「幸福」という選択肢があることに思い至らなかったのです。
古い常識にとらわれ、一種の諦めを持つことが大人だと勘違いして過ごしてしまいます。あるいは、変化に臆病になって、つい他人の真似をしたり、世間の流れに追随して生きてしまう。そしていつの間にか、本当に自分らしく笑って生きることができなくなってしまう…。
笑ってしまうような「無邪気な人生」を取り戻したいと、人生の最期になって初めて、心から後悔するのです。
まず、「常識」と「思い込み」を疑うことから始める
以前、このブログでもご紹介したのですが、今から5年前の2013年に「ライフスタイル未来地図」なるもの作成しました。
この未来地図は、半年毎くらいにアップデートしているのですが、今年(2018年) には、いよいよオンとオフの「複合化」「融合化」を完成させる計画になっています。
そして、今のところ (^^; 102歳で死ぬ予定なのですが、亡くなる直前には「ああ、好きで堪らないこと、やりたくて堪らないことをやり遂げることができたなぁ…」と満足げに呟きたいのです。
そうなるためには、良い意味で「自分勝手に、わがままに」生きる必要があると思っています。もちろん、他人様に迷惑をかけたり、法を犯したりすることは論外です。
というわけで、「いい歳をしたおっさんは、こう生きるべきだ」みたいな、世間の常識や自分の思い込みを、まずは疑い、周囲から後ろ指を指されることも恐れず、ジタバタみっともなくあがいていきたいと思っている次第です。
さて、また長くなりましたので、続きは次回に。
では、また!
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(2018.2.6記)