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さて、「今日の一言メモ」第31回です。
「死ぬ瞬間の5つの後悔」 by ブロニー・ウェア
これは、ある看護師が末期患者と接する中で書いた本です。
Amazonの紹介ページから引用します。
数多くの「最期」を看取った女性介護人が死の床で聞いた、誰にでも共通する後悔とは?人生は今からでも変えられる。器用に生きられないあなたに贈る一冊。
この本には、生きていく上で本当に大切にすべきことが隠されています。
「もっと自分らしく生きれば良かった」
これが一番多かった「後悔」の言葉だそうです。
人は、生きている間は「こんなことは無理だ」「時間がない」と考えて、いろんなことを諦めます。
でも、亡くなる直前になって、実はいろんなことを諦めたのは、やむを得ない理由でなく「自分の決断次第だった」ということに気づきます。
健康は人を盲目にします。もう長くは続かない、と分かるその時まで、自由を見えずらくしてしまうのです。
あと4つの後悔
あんなにガムシャラに働かなくてもよかった
これは男性のほとんどが語っていたことだそうです。「馬車馬のように働き続けて、人生の時間を無駄にした。もう少し家族との時間を大切にすればよかった」と、深く後悔するのです。
言いたいことは、はっきりと言えばよかった
多くの人が人間関係を円満に保つために、本音を胸の奥にしまいこんで生きています。
いろんなことに腹を立て、溜め込んで、泣いて怒って、その結果として病気になってしまう人が、どんなに多いことか…。
もっと友達と連絡をとればよかった
せっかく付き合いの長かった友達と疎遠になっていて、死の直前になってその大切さに気づく人はたくさんいます。
なぜ、もっと友人関係に時間と努力を費やさなかったのか。みんな、死の間際になって後悔するのです。
もっと自分の幸せを追求すればよかった
これも、驚くほどよく聞く後悔の言葉だそうです。
死ぬ直前まで、自分の人生に「幸福」という選択肢があることに思い至らなかったのです。
古い常識にとらわれ、一種の諦めを持つことが大人だと勘違いして過ごしてしまいます。あるいは、変化に臆病になって、つい他人の真似をしたり、世間の流れに追随して生きてしまう。そしていつの間にか、本当に自分らしく笑って生きることができなくなってしまう…。
笑ってしまうような「無邪気な人生」を取り戻したいと、人生の最期になって初めて心から後悔するのです。
もし、あと1年しか生きられないとしたら…
人は皆、いずれ自分がこの世から去ることを知っています。しかし、死は漠然としたものであり、現実味を持ったものではないでしょう。
でも、あと1年しか生きられない、と宣告されたらどうでしょう?死は一気に現実的なものとして迫ってきます。
そうしたら、あと1年をどのように過ごすでしょうか?昨日から今日の延長線上を生きるでしょうか?きっと違いますよね。
僕は死について考える時に、必ず思い出す言葉があります。それは、「トム・ソーヤーの冒険」の作者であるマーク・トウェインの言葉です。
人生は短く、他人と言い争い、
謝罪し、胸にわだかまりを抱え、
最後の審判を待つような時間はない。
人生にあるのは人を愛する時間だけだ。
たった一瞬の人生は、そのためだけにある。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2019.2.6記)