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さて、今日7月26日は、「幽霊の日」だそうです。
「幽霊の日」とは?
今から190年前の1825年 (文政8年) 7月26日に、江戸の中村座で四世鶴屋南北作『東海道四谷怪談』が初演されたことに由来しています。
四谷怪談 (よつやかいだん) とは、元禄時代に起きたとされる事件を基に創作された日本の怪談です。
江戸の雑司ヶ谷四谷町 (現・豊島区雑司が谷) が舞台となっています。
基本的なストーリーは、「貞女・岩が夫・伊右衛門に惨殺され、幽霊となって復讐を果たす」というもので、鶴屋南北の歌舞伎や三遊亭圓朝の落語が有名です。
怪談で涼を取るのも…
夏に怪談はつきものです。ゾーッとして涼しくなれれば、それはそれで効果があったというものです。でも中には、思わず笑えるものもあります。
昼間の幽霊
女房に死なれてから、ずっと一人暮らしの男がいました。
ある日、昼めしを食べていると、お膳の向こうに、白い着物を着た青白い顔の女の人が、
「ヒューッ、ドロドロドロー」
と、現れました。
「ひゃー! 出たー! お助けをー! ・・・あれっ?」
よくよく見ますと、それは、ずっと前に死んだ、男の女房ではありませんか。
「かかあ・・・おめえか?おめえだな。
これ、なんで今ごろになって、化けて出てきたんだ」
と、聞きますと。
「おまえさん・・・長いこと、長いこと、おまえさんに会わないので
・・・会いたくて、会いたくて、つい、出てきました」
「そうか、そいつは嬉しいねえ。
しかし、それにしたって、おまえもせっかちな女だな。
幽霊なんだから、夜まで待てばいいじゃないか」
と、いいますと、女房の幽霊は、怖そうに身震いして。
「よっ、夜にだって・・・おお、おそろしい。
おまえさん、あたしが怖がりなのを知っているだろ。
もし、夜に来て、幽霊にでも出会ったらどうするんだい」
おしまい
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と、まあ、こんな感じでクスッと笑って脱力するのも、一つの涼み方かもしれませんね。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2018.7.26記)