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さて、9月20日は「彼岸の入り」でした。そして、彼岸の中日にあたる明日は「秋分の日」です。
「彼岸」とは?
彼岸 (ひがん) とは、節分や土用など9つある雑節の一つです。雑節とは、二十四節気・五節句などの暦日のほかに、季節の移り変りをより適確に掴むために設けられた、特別な暦日のことです。
彼岸の期間は、春分・秋分を中日とし、前後各3日を合わせた各7日間 (1年で計14日間) を指します。この期間に行う仏事を彼岸会 (ひがんえ) と呼ぶそうです。
最初の日を「彼岸の入り」、最後の日を「彼岸明け」と呼びます。
俗に、中日に先祖に感謝し、残る6日は、悟りの境地に達するのに必要な6つの徳目「六波羅蜜」を1日に1つずつ修める日とされています。
暑さ寒さも彼岸まで
「暑さ寒さも彼岸まで」とは、夏の暑さも冬の寒さも、春秋の彼岸を境として次第に薄れていき、それ以後は過ごしやすくなるという言い伝えですね。
彼岸の中日である春分と秋分の日は昼夜の長さがほぼ等しく、気候の変わり目でもあり、この頃になると夏の暑さも冬の寒さも薄れ、過ごしやすい気候になっていくわけです。
今年もあと100日、ここをどう過ごすかが100年ライフに繋がる
数えれば、今年もあと100日となりました。いよいよ年末までカウントダウンです。
100と言えば、今年になって「人生100年時代」と頻繁にいわれるようになりました。これはリンダ・グラットン著の『LIFE SHIFT 〜100年時代の人生戦略〜』が火付け役となっています。
この本の「第1章 長い生涯」で示されたグラフがあります。
国連の推計によれば、2007年に日本で生まれた子どもの半分は、107年以上生きることが予想されています。
そして、この本が出版された年(2016年) に50歳未満の日本人は、100年ライフを過ごすつもりでいた方がいい、と書かれています。
こうした長寿化をネガティブに受け止めることは簡単です。では、どうしたらポジティブに受け止められるでしょうか。
それは、残り100日になった2018年をどのように過ごすか、にヒントがありそうです。
同書には、次の一文がありました。
100年ライフの恩恵の一つは、余暇時間の使い方を見直し、
消費とレクリエーション (娯楽) の比重を減らして、
投資とリ・クリエーション (再創造) の比重を増やせることなのかもしれない。
1日1日の積み重ねが1年となり、1年1年の積み重ねがやがて100年ライフに繋がっていきます。その中で、健康に留意しつつ、自己投資を怠らず、リ・クリエーション (再創造) に努めることで、自ずとポジティブな長寿の道を生きることができるのではないでしょうか。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2018.9.22記)