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さて、今日10月6日は「国際協力の日」だそうです。
「国際協力の日」とは?
今から64年前の1954年10月6日に、日本が途上国への技術協力のための国際組織「コロンボ・プラン」に加盟しました。
このことにちなんで、外務省と国際協力事業団 (JICA) が、1987年に制定した記念日です。
「コロンボ・プラン」とは、戦後最も早く組織された開発途上国援助のための国際機関でした。
日本は加盟翌年の1955年から研修員の受け入れ、専門家の派遣といった政府ベースの技術協力を開始しました。
これが日本のODA (政府開発援助) の開始とされています。加盟を契機として、戦後日本はマーシャル・プラン等による被援助国から援助国へ転換したわけです。
逆境をバネに
第二次世界大戦の敗戦が、1945年でした。それから10年も経たずに、日本は被援助国から援助国に立場を変えることができたわけです。
今年で戦後73年が経ったわけですが、空襲で焼け野原になった東京の映像を見るにつけ、そこから驚異的な経済成長を遂げたことに、ただただ感心してしまいます。
戦後の日本を牽引した人々の、凄まじいまでの、そして、死に物狂いの努力があったからこそ実現できたことでしょう。
経済成長を遂げる間には、さまざまな公害などの問題や環境問題に端を発するアメリカ発の排ガス規制の問題などもあったわけですが、逆境をバネに更に国際競争力を身につけて日本企業は乗り切ってきました。
しかし、最近では複数の自動車メーカーの燃費・排ガス検査データに不正が発覚するなど、Made in Japan の信頼が揺らいでいます。
また、スポーツ界では、日大の悪質タックル問題からレスリングのパワハラ問題、ボクシング連盟の前会長による不正疑惑、剣道連盟の不正金銭授受問題、男子バスケ選手による歓楽街不祥事など、2020東京オリパラに向けて問題が噴出している感があります。
ここはなんとか踏ん張り、この逆境をバネにして、あの焼け野原から立ち上がった先人たちに倣って、今一度輝きを取り戻して欲しいと思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2018.10.6記)