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さて、「今日の一言メモ」第92回です。
なぜ、すぐ「やめる」発想になるのか
「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」という本があります。
この本は続編も出ていますが、著者のジュリア・キャメロンは、他に「あなたも作家になろう」等の著作もあります。著者は、一貫して「自分の中に眠る創造性をもっと発揮しよう」と主張しています。
ジュリア・キャメロンは、本書の中で「もしあなたが、自分の創造的な力を本気で信じたら、次にあげるようなことをやめるだろうか?」と問います。そして、以下を挙げています。
「遅すぎる」と自分自身に言うのをやめる。
お金が充分にたまるまで、自分が本当にしたいことをするのを待つのをやめる。
より創造的な人生を求めるたびに、「単なるエゴさ」と自分自身に言い聞かせるのをやめる。
「夢は取るに足らないものだ。それはしょせん夢でしかない。お前はもっと良識をもつべきだ。」と自分自身に言うのをやめる。
家族や友人に、頭がおかしくなったと思われるのではないかと恐れるのをやめる。
「創造はぜいたくであり、すでにあるものに感謝すべきだ」と自分自身に言うのをやめる。
歳を取ると言いがちなのが、「もう歳だからなぁ〜。」という言葉ですね。「もう歳だから、できない」「この歳でそんなことをするのはみっともない」と言って「やめる」選択をするのは、その方が楽だからです。
いくつになっても、やる人はやっている
大阪に「ビューティーベアーズ」という平均年齢69歳のおばちゃん達が結成しているチアリーディングのチームがあるそうです。
皆さん子育てが一段落した50歳代になってから、チアリーダーの練習を始めたとか。
実際の映像を見ると、若い人達に比べれば当然動きはぎこちなく、見る人によっては「痛々しい」とか「みっともない」とか感じるかもしれません。
でも、大会にも出場して奮闘する姿に、若い世代のお母さん達から「かっこいい!」「見習いたい!」という声も寄せられているそうです。
おばさん達の頑張っている姿を見て、覚えたのは「共感」でした。
「挑戦 (チャレンジ) 」とは、みっともなくジタバタあがくこと
2014年に定めた行動指針があります。
これからどこにいても何をやるにしても、格好をつけたりせず「みっともなく、恥ずかしく、痛い」位の姿を晒し、試行錯誤していくことにしよう!
「挑戦 (チャレンジ) という言葉を「みっともなくジタバタあがくこと」と再定義しよう!
この行動指針を定める以前、ずっと若い時から、次のような「行動指針」は持っていました。
『 Something is better than nothing. 』
『打席に立って三振するより、打席に立たない方が恥ずかしいことだ』
ただ、このような綺麗な言葉にしてしまうと、頭で観念的に理解していることに留まり、肚の底まで落ちて納得するまでには至っていなかったのですね。
つまり、大事な「行動指針」なのに、実際の行動に結びついていなかったのです。
「みっともない、と思われてもいいじゃないか」ではなく、「これからは絶対みっともないことをするのだ!」という決意表明にしないと、無意識のうちに自分にブレーキをかける重力圏から抜け出せなかったのです。
なので、「これからは絶対みっともないことをするのだ!」という決意に基づいて、あっちでぶつかり、こっちでずっこけつつ、それでも行動することをやめないことが肝心だと思っています。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2019.4.18記)