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【昭和の日】・・・24時間戦える企業戦士を育てた昭和から、インターネットによる情報発信が個人でも可能になった平成が終わり、そして令和へ

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(画像出典元はこちら)

閑話休題。

さて、今日は「昭和の日」ですね。今から118年前、1901年(明治34年)のこの日に昭和天皇が誕生されたのです。

昭和天皇の終戦秘話

激動の時代に、天皇として生きられた昭和天皇は、第二次世界大戦で敗戦した時、戦争責任者として処刑されてもやむをえないような状況でした。

終戦を迎えた1945年の9月、昭和天皇は時の占領軍GHQ総司令官マッカーサーに面会を申し込み、一人で赴かれました。

その会見時の写真は、当時新聞の一面に掲載され、それは日本の敗戦を国民に決定的に印象づけるものでした。

そして、この時にマッカーサーは、死を覚悟して会見に臨んだ昭和天皇の真摯な態度に打たれた、と後日回想記に書いています。

その後マッカーサーは、アメリカ本国の意向に反して、象徴天皇として天皇制の存続に尽力したり、日本国民の衣食住の援助に力を注いだりしたそうです。

僕が生まれ育った昭和という時代

僕が生まれたのは、1956年 (昭和31年)です。戦後から立ち直りつつある「三丁目の夕日」の舞台になった東京で生まれました。

時は、神武景気に湧き、前年の保守合同で与党が自由民主党、野党が日本社会党という55年体制が確立し、国際連合に加盟した年になります。

手元に、某銀行から頂戴した年表があります。僕が生まれてから、平成に至る昭和の時代をちょっと年表で確認してみます。

富田が生まれてから多感な青春時代を過ごすまでは、ちょうど日本の高度成長期にあたります。

東京オリンピックといえば、今は来年 (2020年) のことを思い浮かべますが、2020東京オリパラが決まるまでは1964年のことを指していました。

当時の池田勇人首相が、1960年に「所得倍増計画」を打ち出し、10年間で国民所得を倍増させるという計画を政策の目玉にしました。実際には、この計画を上回ったのです。

そして、大学に進学・卒業し、社会人となり、30才で結婚、昭和天皇が崩御されるまでは、激動の時代でした。

石油危機などのエネルギー問題の深刻化、そしてイラン・イラク戦争などの地域紛争問題が頻発します。

更に、1985年のプラザ合意以降、急激な円高が進行、輸出産業という外需に頼った経済の舵取りが、内需拡大へと大きく転換し、空前のバブル景気に向かいました。

こうして自分が生まれ育った昭和の時代を振り返ると、高度成長期を経て日本が世界に冠たる経済大国になっていったことが、自分の「価値観」のベースになったことが明確に分かります。

昭和の価値観

当時は、とにかく企業戦士を育てることが、時代の要請だったと思います。

昭和世代であれば、「24時間戦えますか?」というリゲインのCMを覚えている方も多いことでしょう。

今、こんなCMを流したら「なんとブラックな!」と炎上必至でしょうね。

そして、そんな時代の中で、とにかくいい大学を出て、いい会社に入って、必死に働いて出世して高いお給料を貰う。それが当然の目標になりました。

僕が生まれ育った時代は、ベースアップがない年など想像もできませんでした。

給料が上がるのは当たり前、ボーナスも増えていくのが当たり前、だから結婚して子どもを作って、住宅ローンを組んで、郊外に一軒家を買うことが当たり前の生き方でした。

しかし、昭和の終わりから平成にかけて、しばらく続いたバブル景気はアッという間に消え去り、失われた10年が20年になり、少し良くなった頃にリーマンショックが世界中を震撼させ、未曾有の不況に陥りました。

昭和の時代にいい会社の代表格だった証券会社や保険会社が次々と消えていきました。一時もてはやされたIT企業も、淘汰が進みました。

そして、平成から令和へ

平成に入って、1995年 (平成7年) に発売が開始されたWindows95 を契機として瞬く間に普及したインターネットにより、大企業しかできなかった情報発信が、SNSやブログなどを通じて個人でもできるようになりました。

それを後押ししたのが、スマホやタブレットの普及です。今のような状況は、10年前には想像もできなかったと思います。それほどのスピードで進化しています。

今や大企業や中央官庁に就職するだけでなく、さまざまな可能性があることを、いち早く起業家として歩み出した先人達が示してくれています。

そして、明治、大正、昭和と戦争のない時代はありませでした。幸運にも平成の時代は、戦争がない時代となりましたが、その代わり天変地異が相次ぎました。

その平成も明日で終わりです。明後日は、令和元年5月1日となります。令和の時代は、少子高齢化がますます進み、日本の人口減少が本格化すると思われます。

人口減少という「静かなる有事」をなんとか乗り越えて、平和な時代であることを祈るばかりです。

・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!

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(2019.4.29記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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