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さて、「今日の一言メモ」第142回です。
「急いては事を仕損じる」か「善は急げ」か
「急いては事を仕損じる」とは、何事も焦ってやると失敗しがちだから、急ぐときほど落ち着いて行動せよ、という戒めですね。
物事は焦ってすればするほど、冷静沈着に出来なくなるものだから、焦っている時ほどじっくり落ち着き、考えて対処せよということです。
一方、「善は急げ」は、良いと思ったことは、ためらわずただちに実行するべきだということですね。好機は逃がすべきじゃないという教えになっています。
さて、どちらがいいのでしょうか?
し損じてもいいので、たいていは即断・即決・即行動するのが吉
「千載一遇 (せんざいいちぐう) 」という言葉があります。またとない絶好の機会を指しています。
「載」は「年」と同じ意味で、「千載」は千年のことです。「遇」とは、思いがけず出くわすという意で、千載一遇は、千年に一度思いがけず訪れるほど、二度とないような良い機会を意味します。
ただ、千載一遇のチャンスかどうかは、その機会が目の前に表れた瞬間には分からないことが殆どでしょう。後になって、あれが千載一遇のチャンスだったのだと判明することが多いと思います。
「チャンスの女神には前髪しかない」という言葉があります。女神が通り過ぎてしまったことに気づいても、後ろ髪がないので、もう掴めないというわけです。
であれば、それがチャンスの女神の前髪なのか、それとも疫病神の前髪か分からなくても、これは!と思う瞬間に巡り会ったら、即断・即決・即行動で前髪を掴むのが吉でしょう。
この前髪を掴むことで、命を失うとか、全財産を失うといった可能性がない限り。
リカバリー可能な範囲であれば、それで結果がうまくいかなくても、またチャレンジすればいいだけです。
目の前の前髪がチャンスの女神の前髪であることが100%証明されたら掴みにいこう、などと考えていたら、きっと一生何も掴まずに終わってしまうことでしょう。
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さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!
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(2019.6.26記)