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さて、「今日の一言メモ」第745回です。
「善は急げ」or「急いては事を仕損じる」
「善は急げ」は、良いと思ったことは、ためらわずただちに実行するべきだということですね。好機は逃がすべきじゃないという教えになっています。
一方、「急いては事を仕損じる」とは、何事も焦ってやると失敗しがちだから、急ぐときほど落ち着いて行動せよ、という戒めですね。
物事は焦ってすればするほど、冷静沈着に出来なくなるものだから、焦っている時ほどじっくり落ち着き、考えて対処せよということです。
さて、どちらがいいのでしょうか?
「チャンスの女神には前髪しかない」
「千載一遇」(せんざいいちぐう)という言葉があります。またとない絶好の機会を指しています。
「載」は「年」と同じ意味で、「千載」は千年のことです。「遇」とは、思いがけず出くわすという意で、千載一遇は、千年に一度思いがけず訪れるほど、この先二度とないような機会を意味します。
ただ、千載一遇のチャンスかどうかは、その機会が目の前に表れた瞬間には判断がつかないでしょう。後になって、あれが千載一遇のチャンスだったかも、と後悔することになりそうです。
「チャンスの女神には前髪しかない」という言葉があります。女神が通り過ぎてしまったことに気づいても、後ろ髪がないので、もう掴めないというわけです。
であれば、目の前にあるのが、チャンスの女神の前髪なのか、それとも厄病神の前髪か分からなくても、これは!と思う瞬間に巡り会ったら、即断・即決・即行動で前髪を掴むのが吉でしょう。この前髪を掴むことで、命を失うとか、全財産を失うといった可能性がない限り。
リカバリー可能な範囲であれば、それで結果がうまくいかなくても、「ドンマイ!次、行こう!」と、またチャレンジすればいいだけです。
目の前の前髪がチャンスの女神の前髪であることが100%証明されたら掴みにいこう、などと考えていたら、きっと一生何も掴まずに終わるはずです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2021.6.26記)