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さて、「今日の一言メモ」第261回です。
「会うは別れの始め」
「会うは別れの始め」とは、出会った人とは必ず別れなければならぬという意味です。
この世で出会った人とは、いつか必ず別れが訪れます。出会いは必ず別れをもたらすという世の無常をいうことわざですね。
別れの悲しみや、愛のはかなさ、人生のはかなさを表していますが、それは出会う喜びがあったからこそです。
始めがあれば終わりがあり、楽があれば苦があるのと同じように、別れは必ず訪れるので、別れがくるまでの時間を大切にすることが大事だ、という意が込められているのです。
「お見合い記念日」
ところで、今日11月6日は「お見合い記念日」だそうです。
今から72年前の1947年 (昭和22年) 11月6日に、結婚紹介雑誌『希望』が東京の多摩川河畔で集団お見合いを開催したことを記念して制定されました。
終戦後2年ということで、戦争のため婚期を逃した20~50歳の男女386人が参加したそうです。
時が経ち、最近はお見合いをした、という話をとんと聞かなくなりました。親切に相手を世話をしてくれる、気のいい親戚の叔母ちゃんなどがいなくなったせいかもしれませんが、実際のところはどうなんでしょうか?
男女の出会いも、ネット婚活や友人の結婚披露宴の二次会、合コンなどは聞きますが、そもそも結婚願望が希薄になっているとも聞きます。
それに、出会いから結婚に至り、一生添い遂げたとしても、いずれは「死」が二人を分かつことになります。
また、結婚は「人生の墓場」と言いますが、では、独身はどうかというと「人生の砂漠」という言い方があるそうです。
「一期一会」
「一期一会」とは、一生に一度だけ出会うこと。一生に一度の貴重な出会いを指します。
もともとは、安土桃山時代に茶人の千利休の弟子である山上宗二が言った「一期に一度の会」という言葉に基づくそうです。
本来は、茶道の心得から出た言葉であり、その日の茶会での出会いは一生に一度しかないのだから、それを大切にして誠実な心で人と接するべきだという意味です。
やはり、一期一会を大切に、出会った人ともう二度と会うことはないかもしれないので、これはと思う人との出会いを大切にして、関係を育み、人生のパートナーを選んではどうでしょう。
出会った人とのご縁を大切にするために、普段から育み繋ぐ努力を惜しまない
人生のパートナーに限らず、普段から様々な出会いを経験するのが人生です。
そうした出会いの中には、一生大切にしたい人との出会いがあるかもしれません。
でも、そうした出会いも、育み繋ぐ努力をしないと、いつのまにか関係が疎遠になってしまいます。
メールする、電話する、そして会う機会を作るetc…そうした努力を惜しまず過ごしていきたいと思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2019.11.6記)