(画像出典元はこちら)
さて、「今日の一言メモ」第262回です。
「蝶よ花よ」
「蝶よ花よ」とは、親が子供をこの上なく可愛がり、大切に育てるさまを表しています。
蝶も花も可憐で美しく、慈しむものであることから、このように表現されています。対象は、男の子にも言いますが、特に女の子に対して使います。
平安時代には「花や蝶や」といい、江戸時代に「蝶や花や」、明治時代に「蝶よ花よ」と変化したそうです。
最近の親の子に対する犯罪に心痛む
最近は、親が自分の子どもに対して暴力を振るったり、あまつさえ殺してしまうといった事件が、まるで日常茶飯事のように報道されています。
いやでも目に入るそうした事件報道を見ると、母性や父性のかけらも感じられない残忍な内容もあり、背筋が寒くなります。
昔は、継母や継父によるいじめはありましたが、最近では実母実父による犯罪行為がほんとに増えました。
もちろん、そんな親はごく少数で、ほとんどの親御さんは、ご自分のお子さんを「蝶よ花よ」と可愛がり、大切に育てていることでしょう。
「躾ける」は、「身美」と書く
ただ、大切に可愛がることと、甘やかすことは違います。きちんと「躾ける」ことは、身を美しく保つことです。
親御さんにきちんと躾けられたお子さんは、ものすごく大切なものを受け継ぐことになります。そして、それをまた次の代に伝えていくことでしょう。
そして、躾けることは何も親だけの役割ではありません。自分の小さい頃を思い出しても、近所のおっかないおじさんやおばさんに叱られることは日常茶飯事でした。それが、ありがたい躾けとなったことは疑いがありません。
そんな思い出があるので、今住んでいるマンション内で子ども達の目に余る行儀の悪さを見ると、思わず強い口調で注意してしまいます。きっとおっかないおっさんと思われていることでしょう。(^^;
でも、子ども達に嫌われようが、怖がられようが、これからもきちんとした躾けをしていこうと思っています。
・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
・・・・・・・・・・・・
(2019.11.7記)