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さて、「今日の一言メモ」第327回です。
「肝胆相照らす」
「肝胆相照らす (かんたんあいてらす) 」とは、互いに心の底まで打ち明けて、理解し合い、親しく付き合うことの例えです。
「肝胆」は、肝臓と胆嚢のことで、どちらも生命を支える大事な臓器であることから、転じて「心の奥底」「真実の心」という意味になりました。「照らす」は「知り合う」ということです。
『故事成語考・朋友賓主』に「肝胆相照らす、斯れを腹心の友と為す」とあるのに基づくそうです。
腹心の友は、価値ある最高の資産
「腹心の友」というと、やはり学生時代の同級生になります。社会人になってからの友人だと、やはりどこか他人行儀さが残ります。
その点、学生時代の友はバカなことやったりして、お互いの地金を知っているので、いくつになっても腹蔵なく話すことができます。
学生時代の先輩、後輩だと、ずっと上下関係を保ってしまうので、腹心の友にはなりにくいです。
そして、お互いの地金を分かっているので、変に見栄を張ったりカッコつけたりすることなく話すことができるので、なんでも言いたいことを言い合えます。
時には腹の立つことを言われても、その言葉には悪意などかけらもなく、ほんとに思ったことを正直に言ってくれたことが分かっているので、後を引きません。時間をおいて冷静になれば、言ってくれたことに感謝することが多いです。
そんな腹心の友がいてくれることは、お金や地位や名誉では得られない価値のある、最高の資産の一つだと思うのです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.1.18記)