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さて、「今日の一言メモ」第466回です。
「男子、三日会わざれば刮目してみよ」
「男子、三日会わざれば刮目(かつもく)してみよ」とは、三日も経つと男(人)は成長しているものだから、三日も会わなければ注意してしっかり見なさい、という意味です。
三国志時代の呉の孫権に仕えていた呂蒙という武将が、自身の変化に驚いていた魯粛という人物に言った言葉とされています。
三日で変わることもある
「三日会わなければ相手は成長しているから、油断せずにしっかりみよ」という意味には、「三日も会わなければ相手は変化しているもの」という大前提が隠されています。
つまり、“三日もあれば人は変われる”と言っているのです。では、本当に三日程度で人は変われるものでしょうか。
スポーツをしてきた人は経験していると思いますが、そんなに短期間に上達することはありません。とにかく一定期間、地道に練習を重ねないと上達しないのです。
では、直線的に上達するのかというとそうではなく、一定の踊り場のような時期があって、そこからある日急にできるようになるのです。逆上がりも最初はなかなかできなくても、一生懸命やっているうちに、あるとき突然できるようになる、あの感じです。
変わることを信じて、途中で諦めない
変化が訪れるのは、たいていの場合は長期間継続してやり続けたあとです。でも、ここでいう変化とは目に見える変化や、結果につながる大きな変化のことでしょう。
筋肉トレーニングを例にとれば、1週間や2週間で付く筋肉の変化はよく分かりません。それでも、2ヶ月3ヶ月と続けていけば、気がつくと以前と筋肉の付き方は大きく変わっているはずです。
でも、そこまでの間になかなか変化が生じないことに焦りや苛立ちを感じて、努力をやめてしまう人が多いのではないでしょうか。
「三日三月三年」という言葉があります。三日坊主で終わらせず、なんとか三ヶ月続ければ、それが三年に及び大きな変化を体現できる、という意味に捉えています。
とにかく短期的な成果を求めず、変わることを信じて、途中で諦めないことが大切だと思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.7.2記)