(画像出典元はこちら)
閑話休題。
今日も肌寒い4月の第2日曜日です。お日様が差しても北風のせいか、冷たい空気感です。
変異株による感染者数が増えているなど、不安要素が消えないコロナ禍ですが、街中ではすぐキレる中高年が増えていると言われています。
今日は、なぜこんなにすぐキレるのだろう、ということを調べてみました。(こちらの記事参照)
すぐキレる中高年
去年、マスクが品薄だったときにドラッグストアで店員に怒鳴ったり、レジ袋有料化の際にそれを知らずにコンビニで文句を言ったり、スーパーのレジで客と店員を隔てるために設置された、天井から吊り下げられたビニールが邪魔だと言って引っ張って外してしまうというケースがありました。
最近でも、前を歩いていた子ども連れの妊婦に「邪魔だ、どけ」と言って「何ですか、その言い方は」と言い返されて腹を立てた男(51才)が妊婦の腹を蹴るという事件がありました。妊娠していることを知ってて蹴った男の罪は重いです。
他にも、お店の惣菜コーナーでポテトサラダを買おうとした幼児連れの女性が、高齢の男性に「母親ならポテサラくらい作ったらどうだ」と暴言を浴びせられるというケースがツイートされたとか。
4つの原因
こうした中高年による暴力(言葉も含む)が起きるのは、次の4つが原因と説明されています。
1. 大脳皮質の前頭前野の衰え
2. 自尊感情の低下
3. 価値観や信念が老化とともに柔軟性を欠いてくる
4. 加齢による感情認識力の低下
詳細は、上記記事に任せますが、ではどうすればいいのでしょうか?
感情をコントロールするスキルを学習する
残念ながら、キレやすい中高年になるのは、正常な脳の老化過程なのだそうです。
この老化を遅くするためには、中年に差し掛かった頃から感情をコントロールするスキルを意識的に学習することが、1つの効果的な予防策になりそうです。
アンガーマネジメントという心理学的訓練があり、次のようなことが簡単なスキルとしてあげられています。
1. 自分の怒りのサインや怒りやすい状況に敏感になる
2. そしてその兆候が出たらすぐに深呼吸し、その場をしばらく離れる
3. 怒りやすい状況に接するときは、いつも以上に言動に留意する
4. 日常的に体を動かす、瞑想をする
結局、客観的に自分を見つめる目を常に意識して、感情が乱れてきたら今の自分がどのように見えているのか頭上後方にある(と想定した)目でチェックして、冷静さを取り戻すように努力したいと思います。
僕は還暦を過ぎて5年が経ちます。最近、理由も分からず怒りが湧いてくることがあります。そんな時は「ああ、脳の老化現象が進んでしまったな」と考えて怒りを静めるようにしています。
街中を歩けば、腹が立つ場面に遭遇することもあると思いますが、すぐに深呼吸して、その場をしばらく離れて頭を冷やすことが良さそうです。
・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
・・・・・・・・・・・・
(2021.4.11記)