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さて、「今日の一言メモ」第843回です。
「物には時節」
「物には時節(じせつ)」とは、何事にも、それをするのに適した時機というものがあり、それを外して行なっても上手くはいかないという意味です。
物事にはちょうどいい時機があるもので、頃合いを逃して成功はなく、何でもやればよいというわけではないという戒めの言葉になっています。「時節」とは、時機、好機のことを意味しています。
「昭和改元の日」
さて、今日12月25日は「昭和改元の日」です。今から95年前の1926年12月25日に、大正天皇が崩御され、元号が大正から昭和へ改められました。
昭和は、昭和天皇の在位期間である1926年(昭和元年)12月25日から、1989年(昭和64年)1月7日までを指し、歴代元号の中で最長です。ただ、元年と64年は、元号使用期間が共に7日間なので、実際は62年と14日となっています。
そして、その後「平成」の時代となりましたが、一昨年(2019年)の4月30日で上皇陛下は退位され、令和の時代になりました。平成の元号は、30年ちょっとでその幕を閉じたのです。
2022年に時節到来となるものは?
元号が変わっても、その日から何かが劇的に変わるわけではありません。令和の時代になっても、台風などの自然災害は猛威を振るい、多くの被害を出しています。
令和3年目となった今年2021年は、1年延期となった東京オリンピック・パラリンピックが行われました。コロナ禍の緊張の中で行われたスポーツの祭典は無事全日程を終了し、多くの日本人選手の活躍で成功裏に幕を閉じました。
その開催に多くの賛否が寄せられましたが、この時期にこそ開催できて本当に良かったと思います。
年が明ければ、北京オリンピックが開催されます。人権問題や国際間の問題をはらむ中国での開催とあって、アメリカをはじめ多くの国が外交ボイコットを決め、日本もそれに追随することになりました。
東京に続いて、諸手を挙げて開催を喜ぶ環境ではないかもしれませんが、参加するアスリートたちには大いに活躍し実力を出し切って欲しいと思います。
国内にあってはオミクロン株の正体がまだ明らかになっていない不安がありますが、ワクチンに続いて経口治療薬の使用が認められそうで光明が見えています。一定の感染増加はあっても重症化が防げ死亡者が抑えられれば、コロナ禍も新たな段階を迎えるでしょう。
これまで2年近く、いろいろなことが抑圧されてきましたが、年が明け2022年を迎えて「時節到来」となるものが多く登場することを期待します。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2021.12.25記)