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【今日の一言メモ】・・・自分が亡くなったときの葬式で、どんな弔辞を読んで貰いたいか思い描き、翻って今を生きる

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さて、『今日の一言メモ』第949回です。

「蓋棺事定」

「蓋棺事定」(がいかんじてい)とは、人間の本当の評価は、棺に蓋をしてから、すなわち亡くなってから初めて定まるという意味です。

生前の評価はいろいろな思惑があって正当ではないという意味にも使われます。棺(カン)を蓋(おお)いて事(こと)定(さだ)まる、とも読みます。

出典は、盛唐の詩人杜甫(とほ)の「君見ずや、蘇徯(そけい)に簡するの詩」だそうです。

亡くなってから評価がどう定まるか?

先日、凶弾に倒れ無念の死を迎えた安倍晋三元首相の国葬については、賛否が分かれ様々な議論になっています。また、国葬中止を求め全国の自治体に脅迫メールが送りつけられるなどの騒ぎにもなっています。

過去に類を見ない長期政権を率いて多くの実績を挙げた功績もある反面、さまざまな物議を醸したこともあり、功罪あったと言えます。その評価は亡くなった直後ではなく、後世の歴史が下すことでしょう。

かつての宰相を思い出すと、国会で「バカヤロー」と発言したことがきっかけで衆議院を解散することになった吉田茂首相、退陣の記者会見で「新聞記者は出て行け、偏向している新聞は嫌いだ、私は直接国民に語りかけたいんだ」と言い、記者たちを追い出した佐藤栄作首相などが脳裏に浮かびます。

いずれにしても、首相在任中は新聞などのマスコミから随分叩かれたのでしょう。時の権力者に対しては、当然なのかもしれませんが……。

それにしても、ここ数年のマスコミ各社の報道を見ると、いかがなものかと首を傾げるような内容が多い気がします。時の権力に対して常に牽制機能を果たすのは報道機関の責務とはいえ、行き過ぎた批判は国益を損なうのではないでしょうか。

自分の葬儀で、どんな弔辞を読んでもらいたいか

「終わりを思い描くことから始める」は、スティーブン・R・コヴィー著の「完訳 7つの習慣」に出てきた第2の習慣です。
 

「完訳 7つの習慣」には、将来自分の葬儀が行われた時に、参列者にどんな弔辞を読んでもらいたいか?という問いが出てきます。

もし、「人格者だった」「人望のある人だった」と言ってもらいたいなら、嘘のない生き方、表裏がない誠実な生き方を貫かないといけないでしょう。

「頑固に、自分の生き方を変えない人だった」と言われたら、褒め言葉にも逆の意味にもとれるでしょう。そう言われて本望だ、という信念があってもいいですよね。

そんな未来を思い描き、そこから現在に向けて線を引き、今日を、今この瞬間を生きていくのも良いかと思います。

・・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!

・・・・・・・・・・・・
(2022.7.30記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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